国内最大級のコスメ展示会で圧倒的に人を引き寄せるブースが持っているもの
数百社が集まる超ビッグ会場
先日、東京ビッグサイトで開かれた大規模コスメ展示会へ行ってきました。
600社以上が出展されていて、たいへん多くの来場者で賑わっていました。
エステや美容医療、化粧品業界に関する最新情報は、
おぉぉ、、えぇぇ!?そんなことが?!という要素ばかり。
とってもたのしくて、勉強になりました♪
実はこの日は偏頭痛で、行くことを躊躇っていたんです。
行きたいけども、頭痛いしなぁ、、
なんて、
本当は巨大会場に一人で向かう心細さ
という情けない本音の気持ちにも気付いている自分。。
怠け心と葛藤しながら行ったんです。
(はい、社会人としてどうなのという声、聞こえております (^_^;))
けれど着いてみたら、目に映るたくさんの人、モノ、活気のある会場**
それをみて、生き生きしてくる自分w
人が心を込めて何かを作り上げたモノやサービスの素晴らしさを、本音で伝える姿にはエネルギーが溢れていました!
(エネルギーを頂いたおかげか、わたしの頭痛はいつのまにか治ってましたσ(^^;))
終了時間まで居て、それでももっと居たかったぐらい、夢中になってました。
出展ブースを回っていて気づいたこと
数々ならぶ出展ブースは、スペースはそれぞれ異なりますが、ポスターや棚の配置、商品の陳列などにこだわりを感じました。
しばらくブース巡りをしていると、あることに気づきました。
”ブースによって、お客様の滞在時間に差がある”
人の留まりの無いブースは、商品自体の魅力や企業力が要因ではないと思いました。
人は間違いなく入る、けれど長居せずに出ていく。
なにが違うんだろうなぁ、、って思いながら、立ち寄ってみました。
素敵な商品、じっと見ていたい、、けれどもなんだか居座れない感覚。
私も流れのまま出てきてしまいました。
客観的に見渡してみると、人の集まるブースにはある特徴がみられました。
人が居続けるブースの特徴
ポップで明るく、清潔であり、調和の取れた開放的なブースは、概ね人が絶えない印象でした。
ポップで明るくクリーン:白やパステルカラーの色味が要所に存在。
調和:商品の配置、配色、照明のバランスが取れている(サイズ、色の衝突が無い、商品の特徴を掴んだ照明を使用)
開放的:空間に余裕がある。
開放的なブースは、商品棚の配置を工夫して、出入口を分散させていました。
多方向から来た人が商品棚を通り、パーティション沿いの商談スペースへ。
片側が壁という安心感の中で、落ち着いて話を進められているようでした。
幅が狭くて両サイドがパーティションという不利なエリアでも、棚の配置を上手く点在させて、開放感を演出しているブースもありました。
以上から、人が居続けるブースは、親しみやすさと安心感、そして自由を与えてくれるほどよい抜け感が特徴だと感じました。
人がすぐ離れるブースの特徴
一方で、人の流れの早いブースには、逆の特徴がありました。
ブース全体に影が多い、物品の色味やサイズが渋滞している、もしくは威圧感を感じる棚配置となっている印象でした。
実際の店舗で、回転率向上のための作戦であれば、功を奏しています。
ただ展示会の目的である、その場で魅力を伝えて商談に持ち込むためには、いかに居座り続けてもらうかの一工夫が必要だと感じました。
最後に
商品や店舗の従業員の方達の魅力を存分に発揮するには、
'お客様が気軽に立ち寄って、落ち着いて見て回る'
これが ”心理的に許された環境作り” が大切だと感じました。
親しみやすさと安心感、そして自由を与えてくれるほどよい抜け感
これが、魅力を引き出す要素になるのではないかと 考えさせられました。