奨学金の落ち方
こんにちはPink Shibaです!
今回の投稿では、英国大学院修士課程の申請にあたって9つの奨学金に応募し(執筆時点)、そのほとんどが不合格だったことを踏まえ、どうしたらそんなに落ちることができるのかを分析したいと思います!
なお、もっとためになる奨学金についての投稿はこちらになるので、役立つ情報が欲しい人はこっちを読んでください^^
上の記事にもありますが、僕が応募した奨学金は以下の通りです。
このうち、どれとは言わないですが、
書類選考落ち 4つ
一次面接不合格→一次面接繰り上げ合格→選考辞退 1つ
補欠合格 1つ
補欠合格→後、合格が1つ
その他 未定など
となっています。
わ、こう見ると戦績が凄く悪いわけでもなかった(笑)
でも、一般に奨学金合格は海外大学院合格よりも難しいと思います(僕も奨学金一発合格は一つもありませんでした。)。
海外大学院のための奨学金合格が難しい理由はいくつかあると思うので、僕の思いつくものを紹介します。
これを読んで、これから奨学金に応募する人も、今まさに選考途中の人も「不合格でも落ち込む必要はないか!」と思ってもらえたら嬉しいです。
とにかく倍率が高い
これは先ほどの表を見てもらえば分かると思いますが、倍率がとにかく高いです。
採用人数が100人程のJASSOこそ3-4倍ですが、それが一桁の産業リーダー人材育成スカラシップや本庄国際奨学金財団の倍率はとても高いです・・・!その他倍率が不明の奨学金も、同様の奨学金に応募している人が大体応募していると考えると、300人/採用人数が倍率になるのではないでしょうか。
これらの平均倍率が10倍くらいと考えると、「10個の奨学金応募すれば1つは受かるのでは」という気もしますが、奨学金の選考はくじ引きではないのでそうもいかない・・・。
ある人はいくつも奨学金に合格して、ある人は一つも合格しないというのもよく聞く話です・・・
奨学金によって求める合格者像が違う
大学院への応募は、自分の専門分野、もしくは自分が非常に興味のある分野のプログラムに応募するので、しっかり準備すれば自分のその分野における最大限のパフォーマンスを発揮できます。しかし、奨学金は違います。
奨学金によって、世界をリードする研究者の育成を目指していたり、日本の将来のビジネスリーダーを求めていたり、国際貢献をする人材を求めていたりと、その合格要件は全く違います。書類作成や面接の対策はある程度できるでしょうが、本当にその合格者像に合っている人に勝つのは至難の業だと思います。
ただ、逆に言えば実際の自分に合致している合格者像を求めている奨学金もあるはずです。そういう本命奨学金は、より気合を入れて対策したいですね!
専攻分野による優位性
総じて理工系が優遇されていると思います。
そもそもの応募資格に、理工系専攻と明記している奨学金も多々あります。
これらは僕にとっての、選考なし不合格の奨学金ですね。これらもカウントすれば、僕は不合格の数が10かそれ以上増えそうです(僕は社会科学系)。
反対に、文学や芸術は応募資格から除くという奨学金も見たことありますし、僕が合格した奨学金の合格者の中にはそういった専攻の人はいませんでした。
ひどい世界ですね。その一言に尽きます。
また、ここまで露骨に専攻による選別をしていなくても、選考の過程で専攻によって答え易い、または答え難い質問でふるいにかけられます。
例えば、「学位取得後、その経験をどのように日本経済の発展に活かしますか」という質問に対して、国際貿易を専攻している人なら色々な回答ができるかもしれませんが、映画論を専攻している人にとっては回答が難しいかもしれません。
個人的には、1つ目のとにかく倍率が高いことが不合格の最大の理由ではあると思いますが、他の二つもそれなりに納得できると思います。
とにかく、不合格になってもそこまで落ち込まないでください!もちろん、奨学金を取らないと留学にいけないという場合は、不合格には落ち込むでしょうが、それ以外に「自分は劣っているのかな」とかは考えなくていいと思います!合格者像や専攻がその奨学金とマッチしていなかっただけと考えましょう^^
「大学院申請準備のいろは」は大体書き尽くしたので、今後はこんな感じのあまり役に立たないことを時々書いていこうかなと思っています!
役に立つ記事を読みたい人は、「英国大学院準備のいろは」シリーズを読んでみてください!
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