立場が違うと見方も違うものなのね

今日はとてもいい気づきを貰えた。💡

先週の水曜日、11月29日は少し早いが、わが社の忘年会だった。
語呂合わせで”いい肉の日”なので、美味しいお肉を提供してくれるお店で飲み放題コースで、幹事が予約してくれた。

わが社は、こういうところは太っ腹で、全て費用は会社持ち。
なので、特別用がない時は参加するようにしている。

私はその日家に戻らずに、近くのイオンで買い物をしてからそのお店へ行ったので、一番乗りでお店に入った。

一番奥は上座だから、当然社長含むお偉いさん達が座るところなので、反対側の末席に座って、待った。

２番目に入って来たのは、私達の部の部長さん。
と言っても私の２個上で、昔はアパレル界で活躍された方なので、いつもいで立ちが、若々しくてちっともおじさんぽくないラフな格好をしている。

大阪の方なので、いつもゆったりと大阪弁を話しはる。笑
「今日はこまろの前にしよ～」と言うと同時にストンと前に座りはった。

この部長、良く話す。🤭
決してまくしたてるタイプではなく、ゆるーく、ゆっくり、でも絶え間なくしゃべる。

普段、あんまり家でお話聴いて貰えないのかな。
色々、ぽつぽつ話すので、時々感想を述べつつ、うんうんと頷きながら聴いていた。

私は聞かれれば答えるけれど、自分からどんどん話す方ではないし、場を取り持つのとかが苦手なので、こうして話してくれる人の相手をする方がラクなのだ。

おかげで、いつも会社であまり話さない部長が他の社員のことをどう思っているかとか、部長が自分自身の立ち位置をどのように捉えて、どのように演じているのか、普段知り得なかったこともわかった。

私は、こういうのを他の人に話すタイプではないので、部長の想いがうちのチームのメンバー達に即浸透することはないけれど、何かの折には、～って考えてると思うよ、と部長の方向性は示唆しようと思う。

こんなことがあって。
今日突然、部長からコーセーから出ているQ10のハンドクリームを頂いた。
「こないだの忘年会でこまろママのおかげで助かったから、お礼や～」

？？？なんで助かったんだろう？
ママ扱いするってことは、私が黙って話を聞いてたから、どっかのスナックのママさんみたいだったってことかな…。🙄と思っていたら。

次期リーダー候補のMちゃん情報では、部長と課長が話してた時に忘年会の話も出ていて、こまちゃんとずっと話してたから、社長周辺の抗争に巻き込まれずに助かったらしいと。

「ふ～ん。
でもさ、私自分から話すの苦手だから、どんどん話してくれて、こっちも助かったのよ。
まさに、需要と供給の一致ね！」

とMちゃんに言うと、
「うんうん、ってずーっとこまちゃんが黙って聴いててくれて、とても良かったって話してたよ。
ほんと、お互いに良かったんだね！」
との返事。

そうか！
まさに利害の一致。
話したい人と聴きたい人。

私は、自分が話すのが苦手で、特にこういうたくさんの人がいる場に行くのはあまり好きではなかったけれど、今回の件で、その”話すのが苦手”という苦手意識も、”黙って聴ける人”という他の人に取ったら良い話し相手という一種の取柄にもなるということに気づいた。

ちょっと、第三のチャクラが開眼したくらいに、心に新風が吹いた。

部長、ありがとー。
自分で買うのに躊躇して、母へクリスマスプレゼントに買ったQ10のハンドクリームをくれたことも（業者さんからのお歳暮ってこと知ってるけど）嬉しいけれど、この自分の短所だと思っていたことが長所にもなると気づかせてくれたことが、何よりとても嬉しかった。😂

なんだか、これからこういう集まり、そんなに嫌いじゃなくなるかも…。