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私の人生に彩りを与えてくれた「推し」との思い出2022
初めまして。ぴぃちと申します。
今回は私の"推しの思い出"について書いていこうと思います。
長く拙い文章かと思いますが、是非ご覧下さい。
私と推しとの出会い
私の現在の推しは、阪神タイガース 湯浅京己(ゆあさあつき)投手だ。
湯浅投手は2018年、ドラフト6位で阪神タイガースに入団した投手。
とはいえ、私が湯浅投手を応援し始めたのは今年のキャンプからでそれまでは湯浅投手の投げる姿も見たことがなかった。(昨年の試合は前職の仕事のせいで野球自体をほぼ見れていなかった)
そして初めて湯浅投手を生で見たのは、今年の開幕戦のセレモニーだった。
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この頃は(あの顔面優良投手の…!)というアホみたいな感想しか出てこなかった。
その日は結局湯浅投手の出番はなく、チームは8ー10の逆転負けをしてしまった。
その翌日の26日、ついに湯浅投手のピッチングを目にすることが出来た。それは今でも鮮明に覚えている。
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対戦したのはヤクルトのクリーンナップ。
この日のヤクルトのクリーンナップは、3番 山田哲人選手、4番 村上宗隆選手、5番 サンタナ選手と今季初登板の湯浅投手にとっては、かなりスリリングな打順だった。
しかし、気持ちで負けない湯浅投手はそんな相手にも怯むことなく全力で向かっていった。
結果、このクリーンナップを三者凡退で見事抑えた。
その瞬間、(この選手は凄い、応援しないといけない)という気持ちになった。
家に帰り、すぐにタイガースのオンラインストアTーShopにて湯浅投手の漢字タオルを購入した。
初ヒーローの瞬間
その日から、私は湯浅投手から目が離せなくなってしまった。
湯浅投手のキャンプでの練習もまともに見ていなかった私は暇さえあれば虎テレでアーカイブを見て、試合日には購入した漢字タオルを持って現地へ足を運ぶ日々が続いた。
4月16日。1つの大きな出来事があった。
それは、湯浅投手のプロ初お立ち台。
8回のマウンドに上がった湯浅投手は、1番 吉川尚輝選手にセンター前ヒットを打たれ、自身のワイルドピッチで2塁まで進まれるも、その後の坂本勇人選手、ポランコ選手、岡本和真選手をしっかり抑え、ヒーローになった。
その日レフトでの観戦だった私は、トラッキーのぬいぐるみを持って颯爽とベンチから出てきた湯浅投手を見て号泣してしまった。
応援し始めて1ヶ月も経っていなかったが、それまで湯浅投手の苦労を土井麻由実さん(@7mayu7mayu7)をはじめとする色んな方の記事で見ていた為、感情が溢れ出てきてしまった。
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初遠征
今年は阪神タイガースを応援して初めて遠征にも出向いた。
今までも現地にはよく赴いてはいたが、甲子園か京セラドームでの試合しか行かなかった。
人生初の遠征の地は広島。
奇しくも、前試合に湯浅投手2敗目を喫した次のカードだった。
あの日は私も現地でボロボロ泣いた。
その為、この遠征での応援も気合が入っていた。
内心(前の試合のこと引きづってないかな…)と不安になっていたが、試合前の湯浅投手を見てそんな不安は一瞬にして消えた。
そこには、笑顔で楽しそうに片山BCとキャッチボールをする湯浅投手の姿があった。
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そう、彼はいつだって前向きな選手だった。
高校時代、夏の甲子園でベンチ入りから外れてしまったときでもチームの勝利の為に自ら打撃投手を志願していた。
そんな前向きな湯浅投手はこの日も引きづることなくいつものように楽しそうに練習をこなしていた。
その姿がかっこよくて、さらに応援したいという気持ちが強まっていった。
21日は出番がなかったが22日には7〜9番を三者凡退で抑えた。しかし、11回裏にアルカンタラ投手が宇草選手にサヨナラヒットを打たれチームは敗北した。
その翌日の23日の練習前、こんなシーンがあった。
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前日に敗戦投手となってしまったアルカンタラ投手を湯浅投手、渡辺投手が肩を組んでいた。
恐らく、「気にするな」と声を掛け合っていたんだろう。
そしてその後、岩貞投手もアルカンタラ投手の背中を叩き励ました。
これらの写真を撮った時「ブルペンはチーム」、それを心の底から感じた。
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話が逸れたが、この日湯浅投手は同点になった直後の9回にマウンドに上がった。
いつものように6〜8番をセカンドフライ、2者連続三振で抑えた。
この日の結果は引き分けで終わり初遠征は2敗1引き分けという結果になってしまったが、楽しそうでかっこいい湯浅投手の姿が見れただけでも良いと思った。(よくはなかった)
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ついに手にした初勝利
さて、前半でかなりの長さになっておりますがまだまだ続きます。
6月24日。ついにこの日がやって来た。
初遠征で疲れていた私はこの日行こうか迷っていましたが、行って正解だった。
それは湯浅投手の初勝利だ。
先発 青柳投手の後、同点の場面で8回途中にマウンドに上がった湯浅投手。1つアウトを取るも糸原選手の悪送球により、二死1.3塁の大ピンチ。
ただ、湯浅投手はやはり負けなかった。
京田選手にど真ん中フォークを投げ、結果はレフトフライでピンチを切り抜けた。
そしてその直後の8回の攻撃では梅野選手が勝ち越し2点タイムリーを放ち、見事チームは勝利。
そして湯浅投手はプロ公式初白星を手にした。
その時の湯浅投手のヒーローインタビューでのコメントが今でも印象に残っている。
「やっぱりリハビリが長かったので、沢山の方にお世話になって本当に全ての方に感謝したいな、って思っています。」
そのコメントを現地で聞いた私、もちろん大号泣。()
初勝利の日の湯浅投手の様子は是非こちらの動画を見ていただきたい。
特に湯浅投手の前に背番号65を背負っていた緒方広報との会話に注目していただきたい。好き。
夢の球宴
それから7月23日には今季4回目のお立ち台にも立ち、すっかりチームに欠かせない選手となった湯浅投手。
一流選手たちの夢の祭典、オールスターゲームにもセ・リーグ中継ぎ部門のファン投票で1位を獲得し、出場が決まった。
これは行かねば!と父に頼み、愛媛松山坊ちゃんスタジアムも遠征に赴いた。
だが、湯浅投手は前日の1戦目(福岡PayPayドーム)で投げていた為、私が行く2戦目には投げないことが分かって少し悲しかった。()
しかし試合前練習やベンチ、3塁コーチャーとしての湯浅投手が見ることが出来て楽しかった。
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(欲を言えば投げてるところ見たかったなぁ…)
カメラ新調
これはめちゃくちゃ個人的な話にはなるが今年の10月に20歳の誕生日を迎えた。
父からCanonの一眼レフとTAMRONの600mmの望遠レンズをプレゼントして貰った。
私に気を遣ってシーズン中の9月前半にそのプレゼントが渡された。
カメラで写真を撮るのが好きな私を見て、成人祝いで買ってくれた。
せっかく貰ったからにはいっぱい「私のヒーロー」を撮らなければ…!と元々よく行っていた甲子園歴史館のバックスクリーンビューや練習見学も行く回数を増やし、内野のチケットも積極的に取った。
初めて内野で湯浅投手をそのカメラで収めたのは9月14日の対広島戦。これも私にとって1つの思い出だ。
7回裏の時点でもう私の心臓はうるさいほど音を立てて、感情が抑えきれそうになかった。
そして8回表、リリーフカーに乗って出てくる湯浅投手の姿を全力でカメラに収めた。
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なんかもう緊張しすぎて全然上手く撮れなかった。泣
その後はなんとか気持ちを落ち着かせて、バッターに立ち向かう湯浅投手にシャッターを切り続けた。
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夢しかなかったブルペンシート
カメラを新調して2週間が経った9月27日、28日に明治神宮球場で行われた試合にも遠征した。
前々から「神宮はブルペンシートがいい」と聞いていたが、本当に凄かった。
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まず外ブルペンの球場へ初めて来た為、席に座った瞬間「ここは天国か…」と思った。
そして試合直前、この日の先発 青柳投手がブルペンで肩を作り始めた。
「とんでもねぇ…」と思わず心の声が漏れてしまうほど尊かった。
投げる時の声、キャッチャーミットにバシッとボールが収まる音、そして声掛け。
全てがその席からは聞こえた。
そこには投手推しの夢が全て詰まっていた。
そして試合開始後もリリーフ達がベンチで待機している為、イニング間でちょくちょく選手達が顔を出すのだ。可愛かった。
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そして私の心が死ぬ時がやってきた。
「私のヒーロー」の登場です。
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こんなん死んでまう、あかんて…
なんて、1人で大騒ぎしながらブルペンで肩を作る湯浅投手をカメラに収めた。
投げる前、軽くジャンプするんだ…と新しい知識も得た。
神宮自体、割とネットが強くてどうしても網目が出てしまうがそんなこと関係ないくらい湯浅投手が近くてビビってしまった。
しかし、2日目はもっとやばかった。
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なんと父の知り合いの方のご厚意でブルペンシートの最前列に行かせていただいた。
当然心臓はもたなかった。
前日より声がはっきり聞こえて、キャッチャーミットに収まる音も鮮明に響いた。
思わずブルペンシートを自宅にしたいと思った。
しかもその日、対戦した相手が村上選手で私が行く前に見たいと思っていた「村上相手に空振り三振」を実現してくれた。
本当にかっこよかった。
というわけで神宮遠征は2戦ともに湯浅投手のピッチングを見ることができ、チームも2タテしたという思い出でした。
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ちなみに余談ですが、その日の試合後のホテルでコンビニに向かっていたであろう湯浅投手にたまたま遭遇し少しお話させて頂きました。
めちゃくちゃかっこよかったです。(語彙力)
通い詰めたバックスクリーンビュー
神宮遠征が終わり、CS前の甲子園での全体練習をバックスクリーンビューで見に行った。
少しでも湯浅投手の姿を見たくて午後から仕事の日だったが、カメラを担いで甲子園まで足を運んだ。
また、CS終了後は岡田新監督体制になって行われた全体練習にも足を運んだ。
CSを見に行けなかった分、湯浅投手の姿を見てカメラで収めたかった。
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このように、色んな表情の湯浅投手を見ることが出来てCSを現地で見れなかった分が一気に解消された。
尾鷲のヒーロー
11月にはWBCの強化試合に出場し、本戦への切符を手にした湯浅投手。
現地で活躍を見ることは出来なかったが、テレビの前でその活躍を見ることが出来て良かった。
そして26日にはファン感謝デーがあり、色んな湯浅投手が見れてそれも楽しかった。(既に長いのに、もっと長くなりそうなので割愛)
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12月には「超プロ野球ULTRA」の番組収録にも参加した。
こちらも内容は割愛するが、ノースリーブ姿が見ることが出来て良かったです。(岩崎優)
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そして今年ラストのイベント「今、アツキ夢を乗せて」にも赴いた。
これは元々行く予定はなかったが、甲子園歴史館でのトークショーの抽選が外れてしまった為行くことにした。
このイベントは尾鷲で買い物をしたら入場引換券が貰えるので、それを尾鷲の物産協会で入場券と交換して初めて入場できるというやつだった。
抽選に外れて傷心の中、尾鷲まで父が車を走らせてくれた。父には本当に感謝しかない。
もちろん湯浅投手のご実家の「ぶたふく」様でコロッケ、ミンチカツ、焼豚を買わせていただいた。
どれもとても美味しくて湯浅投手のピッチングの如く、"アツアツ"なコロッケだった。
そして15日。尾鷲市民文化会館で行われたトークショーに参加した。
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ち、近い…そして顔がいい…
真っ先にそんな頭の悪い感想が出てきてしまった。
地元だからか、いつもよりもリラックスしていてとてもよかった。
親友の成瀬先生、母校である聖光学院野球部の斎藤監督からの手紙もあり少し照れくさそうな表情も見れた。
また、尾鷲野球少年団の子供達の質問にも笑顔で答えていて湯浅投手の人柄が溢れたイベントだった。
今年最後のイベントがこのイベントで良かったと改めて思う。
また詳しい内容は伏せるがこのイベントでは色んなご縁があったので、自分自身もとても思い出深いものになった。
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さいごに
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分でも今年から湯浅投手を応援し始めて遠征したり容量がパンクするほど写真を撮ったりするとは思いませんでした。
湯浅投手のおかげで日々の仕事も頑張ろうと思えるし、辛くしんどいことがあっても湯浅投手を見ると心が落ち着いて励まされます。
そんな湯浅投手は私にとって特別な「ヒーロー」であり、私だけじゃなく今独立リーグでNPB入りを目指している選手、地元尾鷲、そしてタイガースファンの「ヒーロー」であると思っています。
どうか息の長い選手で居続けられますように。
そして来シーズンも湯浅投手のアツアツなご活躍を期待しています。
京己さん、大好きです。