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白い壁が目の前に立ちふさがっている時

おはようございます、双極症のレイン坊です。

とっても寒いですね。
そしてとうとうクリスマスですね。
皆さんはどうお過ごしになられますでしょうか。
僕は今夜から一人寂しく…
いえ、ぼっちを満喫…大暴走です!
でもダイエットしてるからあんまり食べちゃダメなんです。

今回のお話は「壁」についてです。
みなさんも何か苦難が訪れた時に、「壁にぶちあたった~」なんて思うことありましたよね?
その壁は何色でしたか?
カラフルで綺麗でポップな可愛い壁でしたか?

僕の場合は真っ白な壁でした。

まさに虚無。お前の努力や成果なんて無に等しいんだよ。

そういわれているような気になりました。

会社での実績にもかかわらず7年以上にわたり上司にはパワハラをされ、なんでこんな目に?と思いながら日々走り抜けてきました。
家族の生活と命を人質にされたまま…
その先には双極症とういう障害が待っていました。

そして入院することになり、それまでのことを考えていました。

「僕は白い壁に囲まれている」

絶望でした。
これからどうやって生きていけばいいのか、家族はどうなるのか。
障碍者になるということの予想外の出来事。
真っ白でした。

そんな中、大事な友人や家族が「君の帰りを待っている」と口々に言いました。
もうそんな力は残されていないよ。
もう無理だよ。そう思い込んでいました。

でも、待ってくれる人たちがいる。
帰りたい。
渦巻く激しい希死念慮の中に一筋の光がさしていました。
白い壁を壊すために、僕の闘病生活が始まりました。

白い壁

目を開けると白い壁に囲まれていた
何故ここにいるのかわからないけれど
きっと俺は逃げ出したんだ
心が耐えきれずに壊れてしまったんだろう

穏やかな時間などなかった
常に追われ続けて走る
脇見もせずに鉛のような足を引き摺って
気が狂いそうなほどの重圧に耐えながら

何も信じられずに心閉ざして
暗闇の中に石を投げつけた
何も聞こえない底無しの穴が続いている
誰か応えてくれ
俺はここにいるのに

一筋の光が突如現れた
掴めそうで手を伸ばしてみたけれど
触ることも叶わず
温もりも何も感じられないんだ
ただ幻を見ているだけなんだろうか

懐かしさに目を細めることもなかった
振り返ることも許されなかった
ただただ上を向いて平気なフリをして
突き進んでいるように見せていたんだろう

誰一人信じられずに騙されまいと心閉ざした
この壁を殴りつけても痛みも何も感じられない
誰にも見えない壁がどこまでも高く行く手を阻む
誰か壊してくれすぐに壊してくれ
俺はここから出たいんだ

音のない世界に言葉の波が流れ込む
それは意味を持ちこの心を揺さぶり始める
帰ってこいと
いつまでも待っていると
涙が止まらない
人は一人じゃ生きていけない
そう教えてくれた
大切な人たちが俺を信じて待っている

少しだけで良いから開いてくれ
孤独という自ら創り出した幻想を
吹き飛ばすために
これから新しい歌を歌うんだ

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