2024年センバツ高校野球低反発バットの導入について
みなさんこんにちは。リョリョです。2024年3月センバツ高校野球が始まりましたね。高校球児の夢舞台甲子園で野球をすることができる、人生でも中々ない夢の体験ですよね。私、元高校球児ですので、とても羨ましく思います。
高校野球では金属バットを使用します。大学野球、プロ野球、社会人野球は木製バットを使用するのですが、木製バットと金属バットでは性質が大きく異なります。金属バットは一番飛ぶ部分の芯に球が当たると、木製バットよりも打球速度が速くて、遠くまで飛ばすことができます。また、芯に当たらなくても内野の頭を超えたりするので、ラッキーヒットを生みやすくなります。金属バットは打者有利のものになります。一流のプロ野球選手がもし金属バットを使用したなら、ほとんどの人が打撃成績を伸ばすことができると思います。
反対に木製バットは、一番飛ぶ部分の芯に当たらないと飛びません。金属バットと違い、根本に球が当たるとバットが折れたりします。金属バットと違い扱いにくくてヒットやホームランを打つのも、芯に当てる技術やパワーがますます必要になりますので、打者的には木製の方が難易度があがりまして、今回導入する低反発バットは、今までの金属バットと最大直径が3センチ薄くなり、木製バットに近い金属バットと言われています。
2024年のセンバツ大会から飛ばない金属バット導入理由
高校野球のある試合でピッチャーの顔に打球が当たり、骨折の怪我を負ってしまう出来事がありました。その対策として、打球速度を抑えるために低反発バットを2024年から導入されることになりました。ピッチャーは他の野手と違う点としまして、投げてから捕球モーションに入るので、打球の対応が他の野手と違って、遅れてしまうことと、18.44メートルしかなく、打者からとても近い位置にいます。ピッチャーは、速い打球に当たるリスクが高いポジションになります。
甲子園のテレビで低反発バットの性能紹介の映像があり、見させていただいたところ、飛距離も5~8%ほど?(だったような)飛びにくくなったそうです。
これから高校野球に起こると思うこと
まずホームランの数が減ると思います。もちろん打者の力量も大きく関係していましたが、反発の良かった金属バットが使えないとなると、どうしても減ってしまうのではないでしょうか?と思います。打者が一番うれしいのはホームランですし、成績でも重要な指標となるホームラン数に、影響があるのは寂しい気持ちもしました。ですが、ホームランや長打が少ないからこその貴重さもあるという考えもできるなとも思います。
ちなみに、私は高校時代のホームラン数は0本なので、バットの反発関係がない弱打者でした。
金属バットに頼らずに打てる重要さ
大学野球、社会人野球、プロ野球、メジャーリーグなどで、上の舞台では金属バットを使用できないです。よく高校では成績がよかったのにプロ野球、大学に上がったときに成績を落としてしまうことがありますが、理由の一つとして、金属バットから木製バットになった、違和感に対応できないというのが考えられます。
ですので、大学、社会人、プロ、あるいはメジャーで活躍を目標にしている高校球児は、木製バットに多少なりとも慣れておくべきだと思います。
まとめ
今回2024年の高校野球から導入された、低反発バットについて記事にしました。私的には、ピッチャーライナーの怪我を抑えるために、今回低反発バットを採用した高野連の方々の判断は間違ってないと思います。選手第一で素晴らしいと思います。
また、大人になっても野球を続ける意識の高い球児は、金属バットの反発に言い訳せずに、自分磨き、努力を頑張っていきましょう!以上です。