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死にたいと思ってたけど、なんかやっぱ、社会学好きだなーと思った話。
今日は精神科に行ってきた。前回は漢方の薬をもらったが、あまり効かなかったので、違う薬に変えてもらった。
前回は採血をした。継続的にうつ状態を訴える人の中には甲状腺に問題があり、うつのような症状が出ることもあるらしい。甲状腺に問題があった場合は内科を受診すれば、うつの症状はなくなるとのこと。私は何回か違う精神科に行っているのだが、前回のところで採血をしたかどうかいつも忘れてしまい毎回採血をすることになる。採血をすると料金も高くなるので、万年金欠の私には痛い出費である。なので今回は採血したことを忘れないように、数値が書いてある紙を大切ファイルにしまっておいた。
採血の結果は異常なしで、やはり精神的な問題ということがわかった。
今週は母との喧嘩があり、勢いで過去のトラウマを話してしまったことから体調が悪化し、精神科に行く今日まで4日間はほぼ寝たきりだった。とにかく、身体が重くてなかなか起きられない。なんでもないときに涙は出てくるし、夜は思い詰めてしまって、精神的に大変な1週間だった。今週は外的な要因がありすぎて、実のところ漢方の薬が効いていたのかいなかったのかよくわからない。
今は母と顔を合わせるのが、つらくて苦しい。精神安定のためには、距離をとるのが一番だと思うが、今の状態で一人暮らしをするのは難しい。東京にいたときは親が家賃などを払っていてくれていたので、一人暮らしをすることができたが、次、一人暮らしをするとなったら、全部自分で払わないといけないので、働かないといけない。しかし、今の状態で一人暮らしができるほど働くことはできない。
今の状態をまとめると、
母と距離を置きたいが、
一人暮らしできるほど働くこともできず、
実家をでることができないため、
母と毎日顔を突き合わせ、
精神状態が悪化している。
という負の無限ループが発生している。
ちなみに今の私の生活はすべて両親の収入によって成り立っている。
私は両親に愛され、非常に甘やかされている。母には幼少期の憎しみはあるが、平常時の関係は良好で父とも仲が良い。今は実家に両親と私で住んでいて、家族の関係も良好である。トラウマの話をして、うつ状態にあることを話したときも、両親は謝り、(私は今大学4年なのだが)就職はゆっくり見つければいいと言ってくれた。
東京で一人暮らしをしているときも、学費や家賃、光熱費、携帯代まですべて両親に払ってもらい、私は交通費や食費を稼ぐだけで良かった。
私は非常に恵まれている。実家はずっと居心地の良い場所ではなかったが、私は両親に愛され、経済的に苦しむこともなく、甘やかされて育ってきた。
自分が恵まれていることと、両親には愛されていること、しかし、実家ではずっとつらかったこと、それによって高校時代からずっと(良いときと悪いときの波はあれど)うつ状態が続いていること。
このことが自分の中で整理して考えることができず、こんなに恵まれているのに、役に立たない自分は死んだ方がいいと考えてしまう。
これはこれ、それはそれと頭の中を整理して考え、問題を一つずつ解決していく必要がある。
あと、役に立たない自分は死んだ方がいいという考えは、普通に優生思想である。
役に立たなくても生きていていい。相模原障害者施設殺傷事件が起きてから、ずっと自分の中の優生思想について考えてきたのに、自分のこととなると、はっきりとした優生思想が浮き出てきて、自分を刺してしまう。
私はたまにボランティアで重度身体障害者の橋本さんの家に行き、色々なお手伝いをしている。橋本さんは身体が全く動かないので、私たちには声で指示をする。指示される内容としては、畑の野菜を収穫しに行ったり、掘りごたつにいれるための炭を切ったり、野沢菜を漬けたり•••。トイレ介助やお風呂は研修を受けたヘルパーさんがやるので、私たちはヘルパーさんがやらないことをやる。橋本さんの家で指示されることさ初めてやることばかりで面白い。掘りごたつにいれるための炭切りなんてほかでやることはないだろう。(まず、掘りごたつを初めて見た)
相模原障害者施設殺傷事件では障害者の方が「意思疎通ができない重度障害者には、生きる価値がない」と言い放った植松聖によって殺された。
生きる価値ってなんだろう。私も自分自身には今だに「役に立たないから死んだ方がいい」「私は生きているだけで迷惑をかけるから死んだ方がいい」と考えてしまうことがあるが、誰のなんの役に立つ必要があるのだろうか。
セクシュアルマイノリティを排除し、パレスチナ人をパレスチナから排除しようとするトランプは生きている。しかも大統領として。役に立つから?
日本の頂点にいる大量のおじいさんたちは誰かの役にたっているの?
優生思想にはいつも中身がない。誰がなんの役に立っているのか。立っていないのか。必要な人間なのか。必要な人間ではないのか。では、「社会」の役にたつというときの「社会」とは具体的になんのことなのか。色々考えていたら、結局社会学になってしまった。
私は生きづらくて、苦しくて、死にたいと思っていた高校生ときに社会学と出会った。最初に考えたのは優生思想だった。それからジェンダーとか哲学とかいろんなことを勉強したくて社会学部のある大学に入った。
大学4年生になってもやっぱり原点はここなんだなと思い出した。
思いつくままに書いたから、めちゃくちゃになってるかもだけど、なんかやっぱ、社会学好きだなーと思った。