
地下のある教会や街角(7) 伊ローマのパンテオン 横と後ろの深みはナニ?
欧州の街で地下のある教会や街角遺跡みたいなのに出会うことがあります。
気になるのです。 なんなん? なんでなん?
パンテオンは市中心部にあって周囲にはスペイン階段やトレビの泉、著名な教会があるのでローマへ行った人はだいたい行くトコだと思います。
有名な割には細い歩道?を抜けていくと突如現れるって感じ。
パンテオンの前は広場なので、ここに行き着くと突如視界が広がって、なんだここ? あっ、パンテオンだ! って次第。
外も中もパンテオンすごいです。
(ほぼ)2000年前にできた建築ってどういうこと?
そして、そのまま残ってるってどういうこと?

うわーっ、びっくり!

サンピエトロ大聖堂のドームよりも
フィレンツェのクーポラよりも
大きいらしい

これが2000年前にできたの???

とにかく大きく巨大。
みんな圧倒されると思います。
ここには地下礼拝堂みたいなのはないと思います。
広場から平面でパンテオンの内部へ入っていくので、特に地下がと思わないでしょうが、パンテオンの周囲へ周るとこんな感じ。

ん? 低いぞ!


正面入口以外のパンテオンの三方はこんな感じで空堀のようになってます。
しっかりした構造でパンテオンの側面と連続性があるので、元々こういう構造なのかなと思います。
じゃあ、これはなんなんだろう???
思うに、施設として正面は入口でアクセスしやすいけど、周囲は空堀で立ち入れないようにしてある。 たぶん創建時あるいはある時期からこういう構造なんじゃないかな。
お城や城郭のようにガッツリお堀でなくても、勝手な不法侵入を防ぐ意味だろうと考えました。
(ドイツのお城の例)
こちらはドイツ ニュルンベルク城。
お城というか旧市街を城壁がグルっと囲ってます。
こちらは思いっきり重厚なつくりだけど、城壁の外側は空堀になってます。
パンテオンの周囲が空堀のようなのはコレと同じ意図かなと思うのです。


こんな感じや内部もいい旧市街なので、クリスマス時期じゃなくてもニュルンベルクもいいところですよ。