カイユボット パリの通り、雨 の舞台
20年以上前になりますが、米国シカゴ美術館へ行ったときいちばんの注目はスーラのグランドジャット島の休日で、これは美術館の目玉でもあるので、いちばん目立つところにあってじっくり、ゆっくり見てきました。
このとき、それまではまったく知らなかったカイユボットのパリの通り、雨という作品がとても気に入って、その後もシカゴ美術館に行くと飽きずにながめていました。
その後、カイユボットの知名度が段々あがって、日本でもブリヂストン美術館が大作を購入して、個展が開催されてカイユボットについても色々と知ることができました。
アメリカではワシントンのナショナルギャラリーがいくつかカイユボットを収蔵していて常設で見ることができます。
この作品はパリ サンラザール駅の近くが舞台になったとあったので、パリへ行ったときにその現場を探しに行きました。そのときはココだ!という確定情報はなかったので、サンラザール駅で周辺地図を見て、それっぽい交差点をマークしてベタに探したので行き着くまでに1時間以上かかってしまいました。 行き着いた現場がこちら。
サンラザール駅から迷わず行ければ10分ほどです。
下の地図のまんなかあたりの交差点。
このPlace de Dublinの交差点はナント7差路。
交差点で写真撮ってたらバゲット数本抱えたご婦人が通りかかったので思わずシャッター切りました。いいなあ、パリのこういう日常風景。
(おまけ)
シカゴ美術館で詳細部分を見てたら面白かったので撮影してみました。
雨に濡れた歩道を色だけじゃなくて、横伸ばしして陰影つけてるんですね。
シカゴ美術館の展示風景
階段を上がって上のギャラリーを入った正面に鎮座。
以前からこうだったかな。もっと奥まったところにあった気がするんだけど。まあ、好きな画家の絵の評価が上昇しているのはうれしいです。