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1914 ユトリロ モンマルトルの丘 現場の坂道散歩

ユトリロの白の時代のモンマルトルを見て、パリいいなあ、行ってみたいなあとか影響受けた人少なくないと思います。私は十代からモンマルトルとかコタン小路とかどんなところなんだろう とずっと興味ありました。
2018年夏かな、オルセー美術館行ったあとオランジェリー美術館へ行ったら数点のユトリロがありました。いかにも白の時代の作品。

モンマルトルの丘のサクレクール寺院の
となりにある教会
この教会の前の通りがモンスニ通り
北へ向かって丘を下っていきます
モンスニ通りが平地になった先にある
クリニャンクールの教会

モンスニ通りの絵ともう一枚に1914年と制作年が記されてました。
下のモンマルトルの周辺案内図では右下の茶色いのがサクレクール寺院で、その横をナナメ上に通りだったり階段になったりして続いているのがモンスニ通り。右上で切れてる茶色いのがクリニャンクールの教会。

オランジェリー美術館へ行った翌日、ユトリロの絵を辿ってモンマルトルというかモンスニ通り Rue du Mont Cenis を散歩してみました。

サクレクール寺院の横の教会から
北を目指します
モンスニ通り
階段がエラく長く続いています
ここを通ってモンマルトルの丘を下る、下る
まだまだ坂の途中
絵と逆向きだけどクリニャンクールの教会

今回の絵の何枚かは1914年に制作されたもの。ユトリロは諸事情によりアル中だったらしいですが、1914年といえば第一次世界大戦が勃発した年です。家庭環境だけでなく、ドイツがフランスへ攻めてきたとか世情を考えると切羽詰まった難しい時代背景があるのだと知りました。
このルートを歩いてみると、街並みも教会の感じも100年以上前の絵の雰囲気を大いにあじわうことができました。

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