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自立と自律 「常夏荘物語」を読んで

こんにちは。
アラカン主婦のくろごまです。

今回の記事は「常夏荘物語」です。
これは「なでしこ物語」の完結編にあたります。
もう早く読みたくてしようがなかったんですが、図書館でなかなか貸し出しの順番が回ってこなくて・・・
やっと、やっと読めました😭

ネタバレになってしまうので、結末には触れませんが、
大満足の最後でした😆



遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。10歳の時にこの屋敷に引き取られた耀子は、寂しい境遇にあっても周囲の人々の優しさに支えられて子ども時代を生き抜いてきた。

時を経て38歳になった耀子は、ある日、夫の龍治から突然離婚を切り出される。その思いもよらない理由に耀子は驚くが、それを機に自分にとって本当に大事な人が誰だったのか、思いを巡らし始める―。

耀子の葛藤、娘・瀬里の巣立ち、義母・照子の愛。

激動の時代に遠藤家の三代の女たちが守り抜いた家と暮らしは、峰生に暮らす人々にとってもかけがえのない居場所になっていく。

伊吹有喜デビュー15周年記念作品。

amazonより


「なでしこ物語」は「天の花」、「地の星」と続いてこの「常夏荘物語」
で完結を迎えました。


自立ー顔を上げて生きること、自律ー美しく生きること

これは子供のころに出会った恩師の青井先生に教わった言葉。

”どうして” ではなく ”どうしたら” と考えること。
自分で自分の可能性をつぶしてはだめだということ。

心に響く言葉がいっぱいで、1作目からもう一度
読み返したくなりました😊
もう朝ドラにしてもおかしくないくらいの
一人の女性の成長の物語でした。


耀子だけではなく、義母の照子や娘の瀬里との関係など
女性であればだれでも直面する悩みや葛藤などが丁寧に描かれています。
でも、どんな辛い時にあっても耀子は青井先生の言葉を思い出して
今”どうしたら”いいかを考えて行動に移していきます。
そんな耀子がとてもけなげで愛おしく感じました。


そして最後はどうかこのまま幸せになってと願わずには
いられませんでした。


この「なでしこ物語」全4巻
ぜひ、皆さんも読んでみてくださいね😊


ここまで読んでいただきありがとうございます。
スキしていただけるとうれしいです。


では、また~



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くろごま
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