未来を牽引力にする
私達が目標を目指す時、目標達成を助けてくれるバックアップ(後ろ盾・支援)が不可欠です。
ビジネスでは、上司や先輩、取引先、部下の協力、家庭生活では妻や夫、両親の協力等がバックアップとなります。
又、様々な成功体験を重ねることで培った自信、キャリア、工夫力、分析力、今までに身につけたスキル、そしてこれから身につける必要があるスキルについても、身につけながら前進することで、目標達成をバックアップしてくれます。
ですから、コーチングセッションでは、目標達成に必要なバックアップについてクライアントさんが認識し、それらを備えるように促します。
しかし、クライアントさんの目標達成を助ける力は、バックアップだけではありません。コーチはクライアントさんに、目標を達成した未来の状況について質問します。
・目標を達成した状況を創造すると何が見えますか?
・今と比べ、どのような変化がありますか?
・達成することであなたの気持ちの変化は?
・職場や家庭の雰囲気はどのように変化しますか?
・あなたや、周りの人の表情は?
・環境に変化はありますか?
・目標達成を色に例えると何色ですか?
具体的に、細部にわたるまで創造し、目標達成後の未来が一枚の絵画になるように聴いていきます。
又目標達成をより現実化するために次の質問を投げかけます。
・目標を達成したその先には何が見えますか?
・目標を達成したその後の目標は何ですか?
この質問に答えることで、クライアントさんは、現在の目標が次の理想への通過点に過ぎないことを認識します。
未来は目標達成へクライアントを引っ張ってくれます。バックアップを後ろから押す力とすると、未来は、目標達成を牽引する力です。
コーチングは、クライアントさんの目標達成のために、バックアップと牽引力両方に焦点を当てます。コーチングを受けることで目標達成が早まる理由の一つはここにあります。