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ふと母の作ったサバカレーの味を思い出した
母の味といえば、何故かしら、サバカレーの味を思い出してしまった。
母の作るカレーは本当に美味かった。中でもサバカレーは秀逸だと言える旨さだった。
サバは一度から揚げしたものを入れたくれたように思う。元来、北九州ではサバそのものが旨いのたが、それがカレーで一回り上位の味になっていたんだと思う。
さばは煮付けにいい、塩焼きに良い、ゴマ鯖の茶漬けにも良い。万能の食材だ。
何故サバカレーを思い出したんだろうと思うと、なんとも言えない。単なる郷愁なのか、本当にその味を思い出しているのかは、自分でも判らない。
味といえば、今の時期思い出すのが、カキフライだ。
一つひとつ丁寧に、小麦粉や卵黄やパン粉を付けて、油で揚げてくれたものだ。
それをマヨネーズやソース、七味唐辛子を混ぜた漬け汁で、キャベツの千切りと共に食したもんだ。
熱々のご飯と共に。
兄弟が多かった割には、ご飯の時に争った記憶はない。
うまい具合に両親が采配してくれていたのだろう。
それも含めて、母の思い出である。