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災害警戒レベルを正しく理解して防災対策を!!

今年は平年以上に梅雨入りが遅れています。
風水害の被害は、毎年全国の何処かで発生
しているのです。
6月〜7月にかけての大雨の特徴は、
①梅雨前線が停滞しての長雨
・②台風の直接的な影響
・③台風(熱帯低気圧)+梅雨前線
・④寒冷渦によるゲリラ豪雨

になると思います。
①梅雨前線が停滞しての長雨
最近だと熱海の土石流災害が該当します
特徴として、猛烈な雨が降るわけではなく
数日間強弱を繰り返して雨が降ります。
②台風の直接的な影響
台風の進路は、一般的に太平洋高気圧の
縁を回るように進みます。6月〜7月は
太平洋高気圧が強く、九州方面から北上
して日本海側に抜けるケースが多いです。
しかし、高気圧の勢力が弱い場合に台風
が発生すると太平洋側を進むことがあり
被害を発生させます。
③台風(熱帯低気圧)+梅雨前線
一番警戒したいのが台風+梅雨前線が
停滞している時が非常に危険な大雨を
もたらします。昨年も、広い地域で線状降水帯が発生し記録的な大雨を記録しました。
④寒冷渦によるゲリラ豪雨
夏になると暖かい空気に覆われますが、
たまに寒冷渦という冷たい空気が入り
大気の状態を不安定にし、雷を伴って
局地的な大雨(ゲリラ豪雨)をもたらします。
これから梅雨時期は、こまめに気象情報を
確認することが大事になります。
本題になりますが、風水害に関して
災害警戒レベルという危険を知らせる
システムであり、レベル1〜レベル5に
分けられます。 
レベル1 早期注意情報
台風による大雨や前線などによって大雨
の恐れがある場合、そして数日前に発表
されます。
やるべきこと
→・情報に留意すること
 ・自宅や会社などのハザードマップや
  どれくらい雨が降るかを知る
レベル2 大雨注意情報・洪水注意情報
雨が強まり出して来たり、今後強い雨が
予想される場合に出されます。
河川の水位が上昇し始める場合に
氾濫注意情報が発表されます。
やるべきこと
→・災害危険リスクを把握
 ・周辺の河川や雨の状況を把握
レベル3 大雨警報・洪水警報・高齢者等避難
更に雨脚が強まり、今後災害が発生する
恐れが高まっている場合に発表される。
また、河川の水位が更に上昇した場合に
氾濫警戒情報
が発表される。
やるべきこと
→・高齢者・または乳児がいる世帯は
  避難を開始 
 ※ハザードマップで災害危険リスクが
   低い場合自宅で待機もあり。
    ・土砂災害や浸水リスクのある場合
  躊躇わず避難
レベル4 避難指示・土砂災害警戒情報
土砂災害の発生する恐れが高まった危険
な状況時に発表されます。
やるべきこと
→災害危険リスクが高いところでは
全員避難しましょう。
※夜間の避難は大変危険⚠
土砂災害の危険リスクが高い場所では、
土砂が流れても大丈夫な部屋などに避難
浸水リスクが高い場所では、2階などに
避難しましょう。
河川が氾濫一歩手前の状況になると
氾濫危険情報が発表されます。
レベル5 緊急安全確保・大雨特別警報
災害が既に発生、もしくは災害が切迫
してる状況に発表されます。
河川が氾濫してる場合、氾濫発生情報
発表されます。
この状況での避難は遅いです。
2階など高い場所&安全な場所へ逃げて
下さい。
レベル5で避難は手遅れになります。
空振りでもいいので、レベル3で災害
危険リスクが高い場所に居る方は
安全な場所に避難しましょう。






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