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寿司学校の前半30日を終えて

みなさん、こんにちわ。寿司職人見習いのオノリです。
オノリのイラストが完成し、カラーになりました。
元漫画家の長男に書いてもらいました。
ありがとう!兄貴よ。

さて、noteも第三弾になります。
そろそろニーズ無くなってきたかもしれないけど、知人友人から、たまに「読んでるよ、楽しみにしてるよ」と言ってもらえることが励みになっています。
毎週書いてたタディ、すごいわ。

ということで読んでもらえたら嬉しいです。

まぁ、もう結論は書いてあるんですけどね。



【結論】満足度・充実度は120点

【120点の3つの理由】

①良き先生、良き環境に恵まれたから。これに尽きる。

改めて、自分はラッキーだな。人に恵まれてるなと感じました。元々は、別の鮨学校に通おうと思っていたが、入学時期のタイミングが合わず、今の学校を選択させてもらったわけですが、結果からいうと今の「飲食人大学・東京校」を選んで本当に良かった。1クラスで12人と少数であり、1人の先生にみっちり3ヶ月みてもらえる。自身で高級寿司屋の経営もされてきた、この道25年のthe職人•プロフェッショナル。イイ意味で、こだわりが強く、自身の仕事に矜持を持っている人。自分が好きなタイプの人種です。

最重要である衛生管理はもちろん、包丁の扱い方等動きの一つ一つまで、本当に細かい点を指摘してもらえる。
その指摘の背景には「すべては、お客様を喜ばせるため」を感じるため、よしやろう!と信じることができます。「まぁ、これくらいでイイよね」ではなく「ここまでするのか」と感心することばかり。

先生が職人として25年間学んできたこと、いってみたら人生そのものをアウトプットしてもらっているわけで、こんなに有難いことはないなと思います。

料理人としての最初の先生が、この人で良かったなと日々感じています。滅多に褒められることがない分、褒められると嬉しくて、頑張っちゃいます。

そして同時に「ああ、自分もこれだけの情熱とこだわりを持って、仕事していきたかったんだよな」と改めて、自戒をすることができました。他者が要因ではなく、自分自身の問題。自分のこだわりや信念よりも共感性・信頼性を重視して、最大公約数的に周りの人から好かれるように。それが事業の為だから、そのほうが組織は上手く進んでいくから。ちょっとずつ違和感あることを許容し、清濁併せのむことが大人だと自分に言い聞かせて。。。自分自身にとって楽な生き方、楽な人との関わり方を選んでしまったのかもしれない。その結果、ちょっとずつちょっとずつ、本当の自分の気持ちや自分らしさを失ってしまった、というのが自己なりの振り返り。

※あくまで自分の意識の話であり、自分が共感性や信頼性を大事に出来ていたかはさておき。人から言わせたら「いやいや、貴方は好き勝手にやってましたよ?」と言われる気もする。笑

まぁでも、これ本当に難しいテーマだなと思ってて。30代前半(30~34歳くらい)に、生来のワガママで唯我独尊な自分のままでは、ビジネスパーソンとしてのリーダーシップの壁にあたり「自分自身が組織のボトルネックになっている、このままじゃダメだな」と感じたからこそ、自分なりには痛みも伴いながら、自分自身の行動や他者との関わり方を変えようと試みて。そうして自分を変えてみて、周囲の仲間を信じてみたら、今までよりも良い結果が、楽に(じぶんはそんなに頑張らずとも)残せるようになって。「ああ、こうするとイイんだ。自分ひとりのチカラなんかより、周りの仲間のチカラを活かしたほうが事業は上手くいくんだ。自分がリーダーとしてやるべきことは、これなんだ」みたいな気づきがあったのが35~37歳くらい。でも、他者への要望や期待だったり、本音だったりは伝えることを控えていって。周囲からの評価や承認は得られた一方で、38歳くらいから「あれ、今の自分って、本当に自分らしいんだっけ?」みたいな気持ちが生まれてきて。この20年は、在りたい自分と、周囲から求められる自分とを、いったりきたりしてきた気がする。ただ、やっぱり20代~30代にこういうプロセスを踏んできたからこそ、40歳の今、自分らしく生きるとは?に対する自身の解像度は確実に上がっているから、すべてに意味はあったんだろうな。生来の自分のまんまに生きてきていたら、今の自分はいないから。

そして今このタイミングで、自分の矜持を持ち続けている先生に出会えて、
「好きな道にきて、世の中を変えるためではなく、目の前の少数を幸せにしていきたいわけだから、自分の情熱だったり信念は貫いていきたい、じゃなきゃ、この道にきた意味がないよな」なんて思えているわけです。

もちろん、独りよがりな信念ではなく、お客さんに喜んでもらうため。

クイックは、感謝をベースにした事業づくり。
ビズリーチは、価値あることを正しく。

今まで勤めてきた2社で教えてもらってきた、この軸は自分に深く刻まれているから、これからも変わらず大事にしていきます。

②「料理が好きだ」と再認識できて、一つ不安が解消できた。

これも、まずは一安心という気持ち。
料理が好きだ!と自分では思っていても、仕事にも就かないで笑(心の拠り所もない中で)週6で1日6〜7時間も料理に向き合ったことは今までなかったわけで。もしかしたら、料理嫌いになっちゃうかもな、とか、実は料理は趣味くらいがちょうど良かったな、みたいな気持ちになったらどうしよう、という不安もあったのですが、結論からいうとこれは杞憂でした。とにかく1日があっというまに過ぎていくし、気づいたら2〜3時間が過ぎてる。
それだけ没頭できています。
体力的にしんどいこともあるっちゃあるけど、変な辛さやストレスがない。全ての行動が「美味しいもので、喜んでもらうこと」に繋がっていると思えるから。魚を捌くこと、捌いた魚に仕事をすること(昆布〆とかすると、魚が愛おしくなるw)、美味しさを追求するための知識を得ること、そのすべてを愉しめているのだと思います。

あ、でも、ひとつだけ。
正直にいうと、辛いことがあります。
それは骨抜きです。イワシとか、ほんとに大変。
イワシを今まで美味しく食べさせてくれた職人さん皆に感謝したい。骨抜きだけは、テクノロジーで解決できないかなぁ。。。て思ってしまうくらい。

まぁでも、それも小さなこと。骨抜きを愛おしく思える日がいつか来ると思いたいです。

③未来の自分に期待しているから。

素人からのスタートだから、当然なのだけど、この1ヶ月での成長実感が最高に愉しい。最初は上手くできなかったことが、練習を重ねて出来たときの喜びは、いくつになっても楽しいものです。悔しい、上手くなりたい、という気持ちは、自分にとって大きなエンジンになる。これからもたくさん凹むことはあるだろうけど、乗り越えたいことがまだまだあるのも愉しみ過ぎるし、それを一つずつ乗り越えたときに自分がどれだけ成長しているのか。未来の自分に、期待しかないです。

今回の決断のテーマのひとつが、未来の自分に期待する。だったから、そのテーマ通りに過ごせてることは、とっても幸せなことだなと思います。

情熱大陸とかプロフェッショナルとかに呼ばれたら、どうしよう。とか。バカな期待もするよね。

【最高の前半戦を終えて、いま思うこと】

1 この奥深い世界で、自分は勝てるのか?という不安

自分の成長に期待してる、と言ったけど、それはあくまで対個人の話。
飲食の世界で勝とうと思ったら、当然、自分以外の他者(しかも圧倒的に自分よりも経験豊富)がいるわけで。その中で、本当に勝てるのか?は、やっぱり不安だし、今のところ自信はないです。そりゃそうだ。この時点でど素人が自信があったら、そのほうがヤバいね。

「いやいや、飲食の世界では経験ないけど、今まで尊い経験してきているから、イケるでしょ!?」と自分を無理やり奮い立たせている気持ちが40%くらい。「ほんとに大丈夫かな、勝てるかな。」の気持ちが60%くらい。
まぁ、とりあえずやるしかない。自信なんて今はいらないから、手を動かそう。不安なら、練習して腕を磨こう。経営を学ぼう。まずは、そこから。

2 学校卒業後の方向性。TobeへのStepについて。

学校卒業後にどうするか?は、今とても悩んでいます。
学校に通って、新たな学びや気づきがあったからこそ、どういうStepでTobeに進んでいくべきかは、よく考えていく必要があるし、先人たちにたくさんアドバイス聞いてみようと思っています。

どのような決断を下したのかについては、次回また書けたらと思います。

【終わりに】今の喜びを忘れちゃダメよ。

ということで、学校に入って最高に愉しいです、っていう内容でそれ自体に嘘は全くないんですが、その上で、最後に自分でチャブ台返しみたいなこと言うけども、まぁぶっちゃけそんなの当たり前なんですよね。
頑張るのも当たり前。
いま頑張ってなかったら、ほんとにおかしいやつ。

みんな新しいことを始めたときって、(転職とかもそう)、最初は愉しいんですよ。新しい刺激を受けているわけだから。
愉しくないわけがない。スーパーマリオでいったら、スター状態。

https://youtu.be/EjgVLcfTrTA?si=Jryjqgs0rTGT6gII

こんな感じ。

でも、この無敵タイムは、10秒しか続かないんですw

大事なのは、このスター状態が切れたときに、頑張り続けられるか。これが勝負を分けるわけで。

だからこそ、いま感じている喜びだったりを忘れないようにしたい。これから愉しいだけではなく、辛いことがあるかもしれない。というかあるでしょう。そんなときには「120点で最高に愉しいです」って言ってたじゃん、と自分に言ってやりたいがために、今回は書きました。

そんな未来の自分に向けたnoteを今回も読んでくれた読者のあなた。ありがとうございます。スキです。

ぜひ、気にいってもらえたら、スキしてもらえると嬉しいです。

皆さん一人ひとりのスキが、心に響きます。
宜しくお願いします^^

後半戦の30日も、駆け抜けます!!

オノリ





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