浜学園のテキストとシステム評~その1

趣味と実益を兼ねて、様々な塾のテキストを確認している。
浜学園という、首都圏ではマイナー、関西圏ではトップの塾がある。
今日は、そのテキストについてテキトーに評価していきたい。
まず算数のテキスト。4年、5年、6年と問題とカリキュラムの配列は素晴らしいの一言。特に6年の演習テキストは素晴らしい。
これ一冊理解し、仕上げるだけで、首都圏なら対応できない中学はないのではと思う。
最高レベル特訓(いわゆる最レ)の5年は、これもすごい。ただ、分量が多いので他塾に通いつつ、これをこなす場合は、重点分野のみに絞るなど工夫が必要だろう。

次に国語。首都圏だとサピックスとの比較になるが、これではキツイだろうね。記述がほぼ皆無という時点でナシなのだが、算数に比べて体系的に国語力を向上させるような構成に全くなっていないのだ。

で、理科。うん、知識系がやたら細かい。思わず、首都系の慶応を意識しているのってありえない妄想をしてしまうほど。ただ、物理や化学については、非常に良い。同一原理をどう活用するかにのみ焦点を当てており、着実に力が付くようになっている(新傾向の対応は後述)。
首都圏の塾にありがちな、あえてちがう系統の問題にみせて、子供を混乱させるような内容にはなっていない(笑)。

最後に社会。うん、ひどい。ごめん(笑)。このままじゃ首都圏では厳しいかな。サピックスと比較すると知識習得系教材が一元化されていない。

要するに、テキストのみを見ると、特筆すべきところは理系のみである。
ただ、関西にも文系はあるわけで、東大寺なんかは四教科のはずだ。

じゃあそれを浜学園はどう対応しているか?
それは公開模試と特訓というシステムでカバーしているのが私なりの結論だ。詳しくはまた別の機会で。

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