"ぎゃらりー807(はちまるなな)”
20年ほど前、私はあしどりも軽く函館山への坂道を登っていました。
その日はハイキングでなく、
ふもとの”ぎゃらりー807”をめざしていました。
エリオット・アーウィトの写真に会うためです。
お目当ての写真は
写真活動50周年記念誌の表紙にもつかわれている
父親の自転車に乗っている男の子とフランスパンの一枚。
彼のこちらを向いたちょっとはにかむ笑顔と
長~いパンにこちらもほほがゆるみます。
愛犬家でもあるアーウィットは いろいろな犬の姿も撮影してますよ。
たくさんの写真と対話しながら
ゆったりとした時間がながれました。
そのあとギャラリーそばの喫茶室で
薫り高いコーヒーをいただいたものです。
このようなめぐり逢いは
天才パブロ・ピカソ、
元・英首相チャーチルの不機嫌な顔を撮影したユーサフ・カーシュ、、、
アメリカの自然と対峙したアンセル・アダムス、
もちろん木村伊兵衛、土門拳、奈良原一高、
桂離宮を撮影した石元泰博、、、などなど
インターネットやアマゾンも身近でなく
都会の写真展等へはなかなか出かけられず
書店や図書館で写真集を手にとる時代でした。
今でもモノクロの写真がすきなのは
当時、多くの写真をモノクロでみていたからなのでしょう、、、
わたしにとって、クローズした”ぎゃらりー807”でのひとときは
写真ばかりでなく絵画、彫刻、やきもの等
アート全般を身近にかんじる心地よく刺激的な時間でした。
なつかしく、感謝でいっぱいです。
目をとじると、こわいものしらずで
能天気な自分があらわれ
わらえます。
今はnoterさんの気合のはいった
たくさんの写真と文章に
夢中になったころがよみがえり
若がえっています。
おかげさまで
あれこれ思い出せるのはnoterになったから、、、
ちゃんと”noteで脳活”してますよね!
ばんばんざい(笑)
ギャラリーの名称に使われていた807は
現在も親しまれている函館山ふもとにある
日本初のコミュニティーFM、”FMいるか”の周波数、
80.7にあやかったそうです。
上記ホームページから”FMいるか”をえらぶとライブが聴けます
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