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"ぎゃらりー807(はちまるなな)”

20年ほど前、私はあしどりも軽く函館山への坂道を登っていました。
 
その日はハイキングでなく、
ふもとの”ぎゃらりー807”をめざしていました。
エリオット・アーウィトの写真に会うためです。

ぎゃらりー807 2003年
オープン時間すぐ、いちばんのり

                    
お目当ての写真は
写真活動50周年記念誌の表紙にもつかわれている
父親の自転車に乗っている男の子とフランスパンの一枚。

彼のこちらを向いたちょっとはにかむ笑顔と
長~いパンにこちらもほほがゆるみます。

写真活動50周年記念誌 表紙 2001年    プロバンス 1995年

 

愛犬家でもあるアーウィットは いろいろな犬の姿も撮影してますよ。

写真活動50周年記念誌より  エリオット夫妻と愛犬 1998年

たくさんの写真と対話しながら
ゆったりとした時間がながれました。
 
そのあとギャラリーそばの喫茶室で
薫り高いコーヒーをいただいたものです。

喫茶室 元町壱番館 2003年

              
 このようなめぐり逢いは
天才パブロ・ピカソ、
元・英首相チャーチルの不機嫌な顔を撮影したユーサフ・カーシュ、、、

ユーサフ・カーシュ展 1994年  バプロ・ピカソ 1954年


アメリカの自然と対峙したアンセル・アダムス、
もちろん木村伊兵衛、土門拳、奈良原一高、
桂離宮を撮影した石元泰博、、、などなど 

石元泰博展 2014年 左2枚目、右1枚目・本人

     
 インターネットやアマゾンも身近でなく
都会の写真展等へはなかなか出かけられず
書店や図書館で写真集を手にとる時代でした。
 
今でもモノクロの写真がすきなのは
当時、多くの写真をモノクロでみていたからなのでしょう、、、

 わたしにとって、クローズした”ぎゃらりー807”でのひとときは
写真ばかりでなく絵画、彫刻、やきもの等
アート全般を身近にかんじる心地よく刺激的な時間でした。
なつかしく、感謝でいっぱいです。



目をとじると、こわいものしらずで
能天気な自分があらわれ
わらえます。

今はnoterさんの気合のはいった
たくさんの写真と文章に
夢中になったころがよみがえり
若がえっています。

おかげさまで
あれこれ思い出せるのはnoterになったから、、、

ちゃんと”noteで脳活”してますよね!
ばんばんざい(笑)



ギャラリーの名称に使われていた807は      
現在も親しまれている函館山ふもとにある
日本初のコミュニティーFM、”FMいるか”の周波数、
80.7にあやかったそうです。

開局30年の”FMいるか”は函館山ロープウェイ駅舎におひっこし

  上記ホームページから”FMいるか”をえらぶとライブが聴けます



 
 


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