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根本治療を進めていく為の判断基準とヒント

今回は、根本治療を進めていく為のヒントについて話していきます。
進め方という事で、特に「判断基準」、「経過の追い方」について話します。

まず、大前提として、何かを判断したり、選択する際に「これが良い悪い」などの「絶対的・普遍的」答えは存在しません。

なぜなら、自分自身は常に変化し、周囲の環境も刻一刻と変わります。なので、一つ一つの事象や物事はとても複雑でそれ自身と周囲の環境との関係性の上に成り立っているからです。つまり、全ては相対的に答えが決まります。

例えば、物凄い腰や背中、膝が曲がってる人がいたとして、それ自体に対して、良いか悪いかという事を問うたら、身体的要素しか情報がないので、どちらかと言えば、悪いと言えるでしょう。
しかし、その人の生活習慣として、歩いたり出かける習慣がなく、ソファでゴロゴロしながらテレビを観るのが楽しみであるのだとすれば、上記の身体的要因による良し悪しの判断をする必要がないので、問題視する必要がありません。
もう一つの例として、「人は殺しても良いですか?」という問いに対して、ほとんどの人は「ダメ」と答えるでしょう。それは本当でしょうか?
確かに平和で秩序の保たれた社会、日本の様なある程度、治安の良い社会環境であれば「殺人」は極めて重罪です。
しかし、状況が一変して戦争になれば、そうは言ってられず、1人でも多く相手を殺した人が戦争における貢献者となります。だからと言って、戦争をした方が良いと言っているわけでもありません。

大事なのは、ある事象や物事は、相対的に状況によって判断基準が変わる事。そして、根本治療におけるその基準を決めるのは、当事者本人であるという事です。
なので、自分自身を理解し、判断基準を設けていなければ、問題解決に向けて進みようがありません。

1つの判断基準の設定の仕方として、常日頃から自分が繰り返しているもの、習慣としているもの、クセで辞められないものは、自分自身が求めているもの大切にしているものであったりする事もあります。それが本当にその人にとって大事なのかどうかはその人本にでないので、私にも分かりません。ですが、事実として自分自身が何かの状況下で頻繁にその選択を繰り返している事は事実で何かしら意味があるという事です。
それに気づいた上で、それら一つ一つの状況を紐解いていきます。そこで何かしら意味づけをしていきます。この意味付けをすると言う行為は人間のみが得た最大の財産です。

これらを実行した上で、自分の判断基準を決めていくと良いと思います。
周囲の環境は目まぐるしく変化しますが、多少変化はあれど自分自身の存在や意味は普遍的です。
皆さんまずは、徹底的に自分を掘り下げて判断基準を設けてみてはいかがでしょうか?

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