何度も見てしまう音楽YouTube動画。
音楽はもちろん耳で聴くものだが、目で見る映像が加わるだけその魅力は倍増したりする。
というより、YouTubeでライブ映像を見て「カッケェェ!」と思って、いざスタジオアルバムを聴いてみたら「うーん...」みたいな肩透かしを食らうことはけっこうあって、その度に「結局音楽って録音じゃなくてライブなんだよな」と感じたりする。
しかしながら、ライブになった途端に魅力が半減してしまうバンドやアーティストがけっこう居るのも事実だし、個人的な事を言えば、音楽は自宅の部屋で1人で聴いてる方が好きだし、そういうリスニング環境を想定して作られた音楽ジャンルや音楽作品も数多存在するわけで、そこはもう、どっちが上とか下とかは無い。
されどされど、まだ「宇多田ヒカル」と検索しても動画が一つもヒットしなかったYouTubeのサービス黎明期を知っている身としては、現在のYouTube上の潤沢なアーカイブは、イチ音楽ファンとしてありがたいし、思いもよらない動画との出会いから一気にそのアーティストのファンになってしまうことはいまだに多い。
そんなわけで今回は、私が何度もリピート鑑賞してしまうほどハマった音楽(主にライブ)YouTube動画をご紹介。
Fistfull Of Steel / Rage Against The Machine
1993年のオランダの野外フェスでのRATMのライブ映像。
個人的に重めのロックはあまり好まないのですが、冒頭のトム・モレロのギターリフがカッコ良すぎでこの動画は暇あったら見ちゃう。ドラムの人もドンフライみたいで好き。
Ugly pray / 54-71
2008年に山形で行われたロックフェス『DO IT.2008』での54-71のライブ映像。
BOBOのドラムも、謎の婦人服着てローションまみれで、序盤ずっとマイクのコードの引っ掛かりを気にしてるヌルヌルのビンゴも、カッコ良すぎるよ。
ハイサイおじさん / 喜納昌吉&チャンプルーズ
沖縄民謡は結構好きでいろいろと集めていたのですが、有名すぎて食わず嫌いしていた喜納昌吉。この動画のあまりのカッコよさに食らってしまいました。映像をモノクロ加工した人もナイスプレー。カラーだとだいぶ印象違ったかも。
ライ・クーダーと共演してボブ・マーリィにラブコールを贈られた男はやっぱり伊達じゃありませんでした。
7月 / bloodthirsty butchers
AIR JAM 2000でのブラッドサースティ・ブッチャーズのライブ映像。アルバムのスタジオ音源ももちろん聴いてるし、他のアップされた音源も聴いてみてるけど、やっぱりこの動画の「7月」が一番好き。
これはもう、単にカッコいいとか、上手いとか、そういう次元では無いですね。
夏の、気だるくて、でもキラキラした、けれど切ない、形容し難いあの感じを、なんで3ピースのバンドアンサンブルだけでこんなに表現できるんでしょうか。最高です。
Oslo by night / baard kolstad
ノルウェーのストリートドラマー、バード・コルスタッドの、夜のオスロでのストリートパフォーマンスの模様を撮影した動画。
YouTube上のコメント欄にもあったけど4:53のフィルインがカッコ良すぎて何回も見ちゃう。横で踊ってる2人も素敵。通行人を立ち止まらせ、さらに踊らせてしまうほどのドラムソロ。
この動画の他にも、まだ中学生?みたいな出で立ちでストリートパフォーマンスをしている彼の動画がたくさん上がってます。彼は2012年にRolandが開催した電子ドラムの世界大会で優勝し、現在は確かノルウェーのメタル系のバンドにスカウトされてプロミュージシャンになってるはずですが、なにせネット上に彼に関する日本語の情報が全く無いので間違ってたらごめん。「バード・コルスタッド」のカナ読み表記も違うかも。
【おまけ①】
Piplup Step / Serph
森田ひかる可愛すぎる。
【おまけ②】
ボンジョビおじさん
なんだかんだでみんなが知ってて歌える曲ってやっぱり偉大です。
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