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強みや特性に気づくことで「差別化した商品」を生みだす

今回のテーマは、フリーランスの「強みや特性と差別化」について。

自分の強みや特性に気づくことは自分だけでは難しいですよね。強みを生かした商品をつくるには、どうしたらいいのでしょうか。

コーチングをしていくなかで「人の言いたいことを察するのが得意」と気づいたさとみがお届けします。(もみじはお休みの回となります)


言語化可視化ラボは、デザイナー岩崎さとみとライター本田もみじの「ブランディングとマーケティングの研究所」。クリエイターメンバーと一緒に、日々ブランディングとマーケティングの研究を行っています。

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「強み」の見つけ方

さとみ:
いろいろな方とお話ししていると、自分の強みが何かわからないという相談を受けることがあります。また、ご自身の個性に気付いていらっしゃらないこともけっこうあるものです。
今日は、自分の強みや特性をどう見つけるかについてお話ししていきましょう。

さとみ:
まず、お仕事を一緒にした人や信頼できる人から褒めてもらうことがあったら、ここは自分の強みなんだと素直に受け取りましょう。つい「そんなことないです」と言ってしまいがちですが、謙虚になる必要はありません。

つぎに、たくさんの人と会うことです。クリエイターのなかにもデザイナー系やライター系などいろんなジャンルがあります。同じジャンルの人だけでなく広くつながっていくと、比較する機会が増え、自分はこの部分ができるんだと気づく瞬間は増えていくものです。

それから、主婦・会社員といった属性も個性のひとつです。その立場にいるからこそできる自分だけの体験や視点は、立派な特性。気づいた時にメモをして掘り下げてみると、他の人との差別化ができていきますよ。

さとみ:
強みは万人から評価されるものでなくて構いません。評価する人が少なくても、褒めてもらったのなら迷わず強みに入れてしまいましょう。

よくあるのが「もっとできる人が他にいる」と、勝手に強みから外してしまうケースで、それは本当にもったいないです。どの業界でも上の人もいれば下の人もいて、世界で1位の人だけが活躍しているわけではないですよね。自分よりできる人がいるのは当たり前なんですよ。

ただし、自分を取り囲む場所ではこのくらいの位置にいるんだということは把握するといいですね。そのなかでどう商品にして勝負するか、どうやって選んでもらうかを考えていくことの方が大切です。

得意な部分を明確にした商品をつくる

さとみ:
自分の強みを知ると、自分に合う仕事を獲れるようになります。
今はやりたい仕事が来ると「ラッキー」と感じているかもしれませんが、これからはその先を目指しましょう。得意な仕事が常にやって来るようにしていくんです。

そのためにはメインで受けたい仕事は何なのか、自分はどの範囲までできるのか明確にした商品をつくる必要があります。
内容に納得していただけるお客さまとつながって、期待を少しでも超える仕事をすればきっと喜んでもらえますよ。

さとみ:
私は相手の言いたいことを察するのが得意なんですが、それだけじゃお金になりませんよね。でも本業のWebサイト制作のスキルに足すことで、商品の提供方法に差別化ができるんです。

たとえば「△万円プラスでヒアリングを〇回までできます」と明示すれば、言語化が苦手なお客さまにとっては納得度が高いホームページになります。
自分が持っている個性やスキルをどう組み合わせると強みにできるか考えてみましょう。

さとみ:
自分では弱みと思っている部分でも、工夫しだいで強みに変えることもできますのであきらめないでくださいね。

ヒアリングが苦手な人なら、ホームページの構成やデザインのテンプレートを多くつくっておき、その中から選んでもらうスタイルにするのも有効です。お客さまはテンプレートによって完成形をイメージしやすくなり、少ないヒアリングでも納得してホームページを手に入れることができます。

このように提供するものが同じホームページでも、自分の特性を活かした提供方法やデザインで他の人との違いを出せますよ。

できることを精いっぱいやる

さとみ:
やりたいことだけで仕事ができるようになるには、かなりの時間がかかります。初めのうちは折り合いをつけながら仕事をしていても、少しずつファンを増やすことはできます。
ホームページのPVが上がったりSNSのフォロワーが増えたりしたタイミングで、強みを活かしたメニューを増やすのも有効です。

さとみ:
当たり前ですが、自分のできる範囲で精一杯やることです。お仕事をしていくなかで、もっとこうしたら良かった・・・という反省は絶対出てきますから、そこから学んで成長していく方がいいですよね。

そして一番大切なのは、過大評価や過小評価をせずに、その時の自分を把握することです。定期的に自分のスキルや価値観を深掘りし、どうやって強みや特性として活かすか考えてみましょう。

せっかくやってみたいことがあるなら、諦めたらもったいないじゃないですか。自分の価値観や人から褒めてもらったところは、どんどん商品化していきましょう!


【この記事を書いた人】
言語化×可視化ラボ コンテンツ開発チーム 倉木 けいと

2021年コロナを機にWEBライターとして活動を始める。
”知りたい事をやさしい言葉で共有する”をモットーに、クラウドソーシングでエンタメや話題の商品紹介記事を執筆中。コミュニケーションが得意なのでディレクション業務にも興味あり。ホットヨガで汗をかくのが好き。
https://twitter.com/maki_itoma

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