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沖縄旅行レポ⑤ 魔法使いのおじさんとセロ弾きのゴーシュ


レポが前後しますが、ひめゆりの塔の前に
友人に薦められた斎場御嶽に行ってきました。

御嶽(うたき)とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、斎場御嶽(せーふぁうたき)は琉球開闢(りゅうきゅうかいびゃく)伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地です。また、琉球国王や聞得大君(きこえおおきみ)の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り(あがりうまーい)」の参拝地として、現在も多くの人々から崇拝されています。

南城市観光協会HPより

入ってすぐに、説明と注意喚起のビデオを見せられ、なんとなく写真を撮るのを憚られたため、写真がありませんが、沖縄の人がここを大切にされている意味が分かる、そんな静かな世界でした。


さて、斎場御嶽の入口に行くまでに、面白い石屋のおじさんがいると聞いていた私。
何軒か天然石のお店があり、恐らくここか?というおじさんのお店に辿り着きました。


綺麗とは言い難い(失礼)お店に、少年のような目をしたおじさん。ショーケースの中を眺めると、不思議な石が並んでいます。


一つ気になった石があり何かと聞くと、「教えられない」との事。
ふむふむ、教えられないのね。


「これは、使う人を選ぶからね。簡単には教えなれないの」


なるほど、そうですか。
と、いいながら、タロット占いもしているおじさん。
15分コースのタロット占いをお願いする。


仕事のことを聞いたら、方向的には合ってるとのこと。でも、あと2年は踏ん張りどころらしい。
んー、2年かー長いなぁ。


そのあと、改めて石を見せてもらうと、
さっきとは違う石が気になってきます。


「これは?」

と薦められた石はレモンクォーツ。
手に持つと、なんかすごくフィットするし、
気持ちいい。


「左手に持ってみて。はい、次は右手。
どっちが心地いい?」

「そうですねー、左手かな」


すると、おもむろにポッケから何やら怪しげな石を出すおじさん。


「これは最初にあなたが気になっていた石と同じ魔法の石です。あなたにこれから魔法をかけます。しっかりと立ってて下さい。」 


そしてテーブルの端を持つように言われ、
その石を私に向けながら


「ハーーーーーーー!!!!」


おおおおっ、凄い圧がくるっ!


気を送られた後、先程のレモンクォーツを渡され、


「はい、じゃあ、また石を左手に持って。
 次、右手に持って」


すると、あら不思議。
右手に持ったレモンクォーツから熱い気が入ってくるではないですか!


「右手に変わりましたねぇ」


そういうと、


「ほう!左手から右手に変わった人は、今まで初めてです。そうですか。
気は右から左に流れるんです。
今までは、左から右に流れていたんですね。要は逆流してたんですね。
その流れが変わった。おお!」


と、喜んでいるおじさん。


右手に持つレモンクォーツが、
熱くて仕方ありません。


「あー、今まで流れてなかった所に流れが来たからね。熱いよね。少しパワーを抑えておきましょう」


そういうが、まだまだ熱い。


「ところで、あなたは人の心が読めますか?」


おじさんが突如聞いてきます。


「いえ、人の心は読まないようにしています。ましてや、このような専門家の方の前では、それが礼儀だと思っていますので。」


「じゃあ、ヒーラー?それとも、体を見る治療家?」


矢継ぎ早に聞くおじさん。


「いえ、音楽家です…」


「あー!!そうかー!!そういうことかー!
 ボク、チェロ弾くの!」


えー!!


今度はこちらがビックリする番です。


そこから、音楽の話になり。
長いので割愛しますが、その後は音楽談義で盛り上がりました。


チェロがとても似合うおじさん。
今度、チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲を弾くそうです。



買った石。レモンクォーツ。


沖縄レポはこれでおしまいです。


久々の長期休暇でしたが、この他にも面白い出会いが沢山ありました。
旅の醍醐味は、この一期一会にあるのかもしれませんね。


ここまで読んで下さった皆さま、
ありがとうございました😊




 






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