学問のミライ#0 出演後記――栁田詩織さんの場合
「ゲンロンで働く大学院生で『思想』と『現代思想』を読んでみた」は、冒頭部分をYouTubeでも無料配信中です!
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学問のミライ#0 出演後記――栁田詩織さんの場合
Q1.イベントを振り返って、自己採点をするなら?
高得点がつけられるとしたら、それはご関心を持って聞いてくださる観客のみなさんのおかげです。(という、本のあとがきでよく見る言い回しを言ってみたかった)
Q2.放送中には言えなかったけど、実は……みたいなことってありますか?
あれだけ話しておいて、みんな「あんまり話せなかった」「自分の言いたいことは話してない」などと言っており驚愕していますが、それだけ話題がつきないのはいいことですね。だからこそ「ケンカ」が起こりがちなわけですが......かくいう私も二点ほどあります。
まず思想22年9月号「アンスコム」については友人が寄稿していて、このイベントのために話を聞いていたのですが言いそびれました。「著作同士のつながりが分かりやすいように執筆した」とのことですので、「著作解題」もぜひお読みください!
また、國安さんの「建築の神」発言は、カント『判断力批判』の「象徴」や「知的直観」の問題と関係してそうだなあと思いました。つまり建築や芸術には神がいそうだけど、哲学には神がいなさそう問題ですね。
Q3.コメント欄で参加された視聴者の方に伝えたいことはありますか?
私は普段作業中に聞くことが多く、ROM専のアーカイブ勢だったのですが、登壇側に回ったことでコメントのありがたさを初めて実感しました。「なるほどー」だけでも嬉しいので、ぜひご覧になったら気軽にコメントしていただけると幸いです。アーカイブの方のコメントももちろんお待ちしています(あわよくばレビューも……)。
Q4.今回の放送を、これからアーカイブでご覧になる方に向けて、見どころを教えてください!
植田さん渾身のスライドとリサーチ力、住本くんの関西力(?)、青山さんのとにかく話したいことが溢れ出ている姿勢、國安さんが真顔ではなつ冗談、そして時々コメント欄で心配そうにしつつも見守ってくださっている社員・スタッフのみなさん(いつもお騒がせしております……)。
さまざまな話題に触れたので、気になる論点がそれぞれの方に見つかるのではないかなと思います。そして私たちになにか伝えたいことがあれば、ぜひセミナーにお越しください!!
Q5.いよいよ始まる「ゲンロン・セミナー」と「学問のミライ」に向けて一言!
私自身がささやかながら大学で教えるようになったときに、まずは専門のことを教えることに必死で気づけば視野が狭くなり、またアウトプットしすぎて自分の中がカラカラになってしまったような感覚になりました。そんなときにいつもゲンロンを見て、予想もしていなかったところから自分の仕事につながるヒントをもらっています。大学関係者ではない方にも、そのようなことはあるのではないかなと勝手に想像しています。
ゲンロン・セミナーや学問のミライもみなさんにとって予想外のなにかが得られる場になることを願って、まずは初回の聞き手をがんばります!みなさまぜひご参加ください。(通し券が圧倒的にお得!!)
ゲンロン・セミナーは第1期のテーマとして「1000分で『遊び』学」をかかげ、ついに2月11日(土)14:00~からスタートします!第1回のゲストは東京⼤学⼤学院⼈⽂社会系研究科准教授の古田徹也先生です。
ゲンロン・セミナーはシラスでの配信はもちろん、会場観覧も受付中。個別のチケットに加え、全6回分がセットになったお得な通し券も引き続き発売中です!みなさん、会場で、あるいは配信でお会いしましょう!
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「ゲンロン・セミナー」第1期「1000分で『遊び』学」の特設ページでは、詳しい内容の紹介や聞き手による事前レポートも公開しています。
そして、出演後記は今回で一区切りとなりますが、今後もゲンロンで働く大学院生チームのご活躍にご期待ください!
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