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『世界は五反田から始まった』書評が3紙に同時掲載!

土曜の朝は母からの「あんたのところの本が書評に載ってたで~」というLINEで目が覚めました、ゲンロンスタッフの野口です。
おかん、ありがとう。でももうちょっと寝ていたかった……ではなく、好評発売中の『世界は五反田から始まった』が、昨日、8月20日(土)付けの朝日新聞、東京新聞、日経新聞の3紙に書評が同時掲載されたのです🙌
各紙の記事はネットでもお読みいただけます。

朝日新聞は稲泉連さん。

 私たちはいま、なぜ「ここ」にいるのか。読んでいると、様変わりした「いま」の風景をめくり上げるように当時を描く著者の眼差(まなざ)しが、浮かび上がらせていくものが確かにある。自らの謎を解くように家族の来歴を描き、戦前からの町の変遷を大きな歴史へとつなげる軽やかな足取りに、私はすっかり魅了されてしまっていた。

東京新聞は萩原魚雷さん。

 いくつもの偶然と必然が重なり、今ここにいる。ふと見渡すと身近な生活圏にたくさんの不思議がある。一つの地名がさまざまな人物、出来事と結びつき、生き生きとした地域史を形成する。
(中略)
 一つの町を知ることは自分と世界を知ることにつながる。もちろん、それは五反田以外の町にもいえる。

日経新聞には、野村進さん。

こちらは有料部分が大半なので引用は控えますが、「本を読んでいると、ごくまれに、このうえなく幸せな過去の一場面に立ち会っている気がして、胸が詰まるときがある。」という書き出しからご紹介いただいているシーン、とてもいいシーンなんですよね。ここがあるからこそ、後半の「杭を打て」が響いてくるというか……!

この3紙への同時掲載、広報担当の手柄にしてしまいたいところですが、ほんとうに偶然タイミングが重なったのです。おかげさまでAmazonでのランキングも急上昇。一時は全体で15位までいったのだとか。
この記事を書いている段階では「近現代日本のエッセー・随筆」で5位!

Amazon 売れ筋ランキングより(8月21日、11:30頃)

書評については先月、鹿島茂さんにご紹介いただいた毎日新聞もふくめて、これで4紙に掲載されたことになります。ほかにも、エレクトロニクスの業界紙・電波新聞さんにもご紹介いただくなど、さまざまな媒体で取り上げていただいております。ほんとうにありがたい限りです。
大五反田圏を中心に、五反田ブックファースト店さんでは週間ランキング1位を獲得し、品川区の小中学校・義務教育学校に寄贈させていただいたり、何も知らないまま駅広告や電柱広告を見かけた人の首をかしげさせながら(?)、じわじわと広がりを見せていましたが、ここへきて、全国へ羽ばたこうとしている感じがしております……!

さて、そんな『世界は五反田から始まった』ですが、続々とトークイベントの予定が決まっています!

25日(木)19:00~開催予定の誠品生活日本橋店さんでのライブトークは、挿画を担当いただいた弓指寛治さんとお話いただきます!こちらは無料でご覧いただけます。配信でもご視聴いただけます(アーカイブは無し)

つづいて31日(水)には20時から、書評アーカイブサイト・ALL REVIEWSの特別対談番組で、毎日新聞にも書評をお寄せいただいた鹿島茂さんとの対談。

来月9月18日(日)は19時から下北沢のB&Bさんにて、小学館ノンフィクション大賞を受賞し、新潮ドキュメント賞にもノミネートされている『マイホーム山谷』の著者でもある末並俊司さんとのトークショーが予定されています!

本のタイトルを見てどんな本だろう?と思ったかた、そして今まさに読んでいる、というかたも、これから読むよ!というかたも、ぜひお越しくださいね。秋口以降もイベントの予定がありますので、また決まり次第お知らせいたします。

あらためて『世界は五反田から始まった』、この8月にお読みいただくにもとってもタイムリーな本だと思います。機会がありましたらぜひ手に取ってご覧ください!

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