学問のミライ#0 出演後記――青山俊之さんの場合
ゲンロンで働く大学院生で『思想』と『現代思想』を読んでみたは、冒頭部分をYouTubeでも無料配信中です!
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学問のミライ#0 出演後記――青山俊之さんの場合
今回の出演後記はアーカイブコメントもたくさん入れてくれている青山さん。いろいろ話し足りないことがあったそうで……
Q1.イベントを振り返って、自己採点をするなら?
あくまで自分に対して、終わった直後は30点、再視聴後は45点……かな。イベント自体は全体としてたぶん合格点の70点は超えてたのではと思います。
Q2.放送中には言えなかったけど、実は……みたいなことってありますか?
ひとつは、大学院生について。学生向けにも、一般の方向けにも大学院生の特徴をもう少し話せればと思っていました。大学院生って学術集団のなかでは若手中の若手ですが、思い切った、新しい、広がりも深みもある問いにチャレンジしやすい立場でもあると思っています。イベントでは、議論やその背後にある問いの「スキの糸」ってやつを見抜く(素振りになってしまっている面もぼくはありましたが)、登壇者としてそういう姿勢を学生に見せるつもりで臨みました。
もうひとつはメディアがつくる時間経験について。ここ3, 4年、高度な情報メディア社会で培われる時間感覚をどう整えることができるのかに関心を持っていました。ある意味、時と場所を超えて雑誌を読む、あるいは雑誌に記事を書く、といった経験は即時的なSNS利用とは対照的な時間経験があることは直感的にもわかるのではないかと思います。これから数ヶ月かけて行うゲンロン・セミナーも、学問のミライも、ゲンロンが提供するコンテンツ体験の線と線を結んでいき、一時的なライブ視聴経験をも超えて「長い期間をかけて考える」、そんなメディア体験をみなさんに提供する、と言えるなと。本当は、最後にみなでこの話題を前向きに議論できるのではと考えていたのですが、うまく話せなかった……無念。
Q3.コメント欄で参加された視聴者の方に伝えたいことはありますか?
今回が初登壇。「なるようになる」と思いながら舞台にあがりました。みなさんから寄せられたコメントのおかげで自分の考えが引き出されたり、どんな人に向かってどうしゃべるかのイメージがついたりと、舞台に立つ身構えがつくられる感覚が実感として湧きました。これがウワサの一般意志 2.0ってやつか……。引き続き、コメントよろしくお願いします!
Q4.今回の放送を、これからアーカイブでご覧になる方に向けて、見どころを教えてください!
自分が中盤から後半にかけて出番も少なく酔い始めたとき、ラジオ慣れしたキャストばりのトーク力で回すヤンゲンの活躍をぜひご覧ください!
Q5.いよいよ始まる「ゲンロン・セミナー」と「学問のミライ」に向けて一言!
「長い期間をかけて考える」ことでじわりとしみ出す「驚き」のある知見に出会う瞬間に、ぼくは「あーやっぱ学問っておもしれぇなー」と思ってきました。今後、講師や若手研究者のみなさんとの出会いによって、「驚き」が生まれる一助になればと考えております。まずは、4月はじめに予定している第二回の山本真也先生をお呼びする「遊びと動物」に向けて今度は聞き手としてしっかり準備に務めます。ぜひ会場までご参加ください〜!
ゲンロン・セミナーは第1期のテーマとして「1000分で『遊び』学」をかかげ、いよいよ来週2月11日(土)14:00~からスタートします!第1回のゲストは東京⼤学⼤学院⼈⽂社会系研究科准教授の古田徹也先生です。
ゲンロン・セミナーはシラスでの配信はもちろん、会場観覧も受付中。個別のチケットに加え、全6回分がセットになったお得な通し券も発売中です!みなさん、会場で、あるいは配信でお会いしましょう!
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「ゲンロン・セミナー」第1期「1000分で『遊び』学」の特設ページでは、詳しい内容の紹介や聞き手による事前レポートも公開しています!受講のおともに、ぜひご覧ください。
明日は唯一の理系として挑んだ國安さんの出演後記をお届けします!どうぞお楽しみに。
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