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栄養療法を行う医師の先生方へ ~ 玄米発酵食品(FBRA)を3か月間摂取した9名のAGEsの変化を調べた結果

「糖化ケアを重視している」
「診療や健康指導にAGEsの測定を取り入れている」
そんな先生方は、栄養療法の一環に、玄米発酵食品(FBRA)を取り入れてみてはいかがでしょうか?

玄米発酵食品(FBRA)を摂取した方々のAGEs(最終糖化産物)の変化を、京都市の鈴木形成外科 小児科 院長・鈴木晴恵先生に調査いただきましたので、以下解説します。

FBRAは玄米と米糠を麹菌で発酵させた食品で、抗酸化、抗炎症など機能性のエビデンスが40本以上の論文として発表されています。

これまでに、玄米や米糠に多い機能性成分「フィチン酸」が、糖尿病患者の血中AGEsを低下させることが論文*として発表されています。
* Scientific Reports volume 8, Article number: 9619 (2018)

FBRAにもフィチン酸が豊富に含まれているため、AGEsを低下させる作用が期待できます。

■調査の対象
糖化年齢が実年齢よりも高かった方で、1日3回FBRAを食前に7g、3か月間摂取し続けた方、合計9名です

■AGEsの測定方法
医療機器「AGE Reader」を使用し、前腕部分のAGEsの蓄積を測定しました。

■結果 9名中7名の糖化年齢が減少

「AGE Reader」の測定値から換算した「糖化年齢」で比較しました。
9名中7名は糖化年齢が減少、2名は変化がありませんでした。
特に顕著だった2名を紹介します。40歳女性は57歳から44歳に、49歳女性は70歳から57歳に、ともに13歳減少しました。
平均すると、糖化年齢は6.6歳減少していました。

糖尿病患者が、「フィチン酸」を1日1,140 mg 、12週間摂取すると、HbA1cや血中AGEs が低下するという論文*が発表されています。
* Scientific Reports volume 8, Article number: 9619 (2018)
対象者のFBRAの1日の摂取量である21gには、フィチン酸が約1,600mg含まれていることから、今回の結果はフィチン酸による影響という可能性があります。

また今回の対象者は、FBRAを毎食前に摂取した方です。FBRA は食物繊維が多いため、食前に摂取すると、糖の吸収を遅らせる働きが期待でき、糖化を遅らせた可能性もあります。*FBRAが食後血糖の上昇を抑えたパイロット的な調査についてはこちら

このデータは母数が9名と少ないこと、FBRAの摂取以外に食や運動など生活習慣の変化が影響していることも考えられるため、さらなる検証が必要です。


FBRAの機能性に関する学術的な研究は、こちらをご覧ください。

なお今回の調査にご協力いただいた、京都市の鈴木形成外科 小児科では、クリニックに併設したグルテンフリー&ヴィーガンのカフェCHOICEを運営、健康的な食の情報発信もされています。詳しくはこちらをご覧ください。

「玄米発酵食品(FBRA)に興味がある、試してみたい」 という医師・歯科医師の先生方へ

FBRAの見本や資料をお送りしていますので、以下までご連絡をお願いいたします。またFBRAについてのご質問も受け付けております。
株式会社 玄米酵素 水野知光
mizuno@genmaikoso.co.jp

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