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Essays .Number | #09 余裕のないときこそ、小さな幸せを。
さて、今日も筆をとる。
仕事やプライベート、自分の理想と現実とのギャップ。
やりたいことができていない、そもそもやりたいことってあったのか。
こうあるべき・そうでないと許せない、ハードルの高い自分。
今日もまた、できなかった。自己採点の低い日々。
周りの人々に支えながら、また自分なりに少しづつ受容していきながらも、ときどき現れる「理想の自分」。
「こんなレベルでいいのか?」
そんな問いを並べながら、さらに自己否定に走ってしまうのだ。
ある日の夜、仕事終わりの夕食を作る気力もなく立ち寄るいつものコンビニ。
身体は資本と言いながら、なけなしの健康への気遣いで冷凍食品ではなく惣菜を買う。
サラダ、豆腐、煮卵。
(我ながらチョイスがダイエット中のOL)
店員さんはとても丁寧な方で煮卵をわざわざ小さいビニール袋に入れてくれた。この令和の時代、レジ袋も有料なのに。
正直、私はコンビニの仕事を経験したことがないのでえらいことは言えたものではないのだが、この小さな出来事に本当に感銘を受けた。
親切には程度というものがあるのかもしれないが、小さな親切もしっかりと受け止められる人間でいたいものだ。
この出会いを小さな幸せと捉えながら、今日も眠りにつく。