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ココロオドル医療

ちょっと前になりますが
みなさんは「the first take」というyoutubeのチャンネルはご存知ですか?

音楽が好きな人ならよく知っていると思います

さまざまなアーティストが一発取で歌う動画です

その動画の中で
これって今の医療の世界で1番説得力があるかもしれないって思った人たちがいました

それは
nobady knows +さんたちです

え?
なんで?
って思う人は多いかと思います

今日はそれに関して僕が思う価値観も踏まえてお話をしようと思います


そもそも今の医療・福祉について

nobady knowsさんたちの話をする前にみなさんにまず聞きたいのが
今の医療や福祉ってとても古臭くないですか?

街でデイサービスや福祉施設、訪問看護ステーションなど全てにおいて
一眼見ただけでなんの施設なのかわかる、そしていつまで経っても変わらないありきたりなサービス

そんな場所に
自分の親や子ども、兄弟などを行かせたいと思うのか
僕は今訪問看護をしていて、とても感じています

病院で働いていて、地域での医療がとても大切だと思って街に出て在宅医療の世界を見ましたが
予想通りの見た目でなんかとてもがっかりしました

そりゃ誰もそんな場所行きたいなんて思うはずがない

だって
言ってしまえば医療を受ける人、介護を受ける人ってレッテルを貼られているようなものだし、みんな必要なことなのになんか差別的だなと
しかもそこで働く人もダサいところで働くよりもおしゃれなところで働きたいって思うはず

僕ならそう思うなって思ったんです

でもそんなことを言うと、対象になるのは高齢者なんだから古くたってそれがいいんだよって言ってくる人がいます
実際そういう考えが蔓延っているからこのままなわけですし

でも僕はそれじゃ時代に合ってないって思うんです
なぜならというところで、今回の本題です


時代は常に変化している

みなさん当たり前のように、時代は常日頃変化しているんです

それは医療も福祉も同じです

実際に今医療や福祉を必要としている人は高齢者ですが、僕らが団塊の世代の1番年上の75歳の人たちを対象としていますよね

でもその時代背景って考えたことありますか?
今の75歳が現役だった頃は、大体40〜30年前
1970〜1980年代です

1970年代は
ファッション誌では「an-an」や「non-no」などが続々と創刊された年です

https://woman.mynavi.jp/article/190307-13/

1980年代は
スペースシャトル コロンビア号が打ち上げられた時代です
インターネットが普及して、ファミコンが発売された年です


でも今デイサービスや老人ホームのようなところで何が流れているか知っていますか?

「ふるさと」などの童謡です

これっていつから流れているかというと100年以上も昔の歌です

別にふるさとが悪いって言っているわけじゃなくて、もちろんみんな楽しく歌うことがありますが
なぜ時代に合わせてアップデートされないのかというところです

アップデートはしなくても、そんな世代に刺さるような場所って本当に少ないんです


親を支えるのは子どもたち

nobady knowsさんを見て僕がとても感じたのは
その団塊の世代の人たちの子どもと言われる方たち、それは30〜40歳の今の現役世代の方々です
nobady knowsさんたちは今みんな40歳代なんです

あのかっこよくて、ラップをしていて、かっこよさを求めているような世代ですよ

そんな人たちが自分のお父さんやお母さんを、the医療・介護の場所に入ってほしいか
言ってしまえば、そんな40歳代の方々があのthe医療・福祉を受けたいか
と考えたときに、せめて小洒落たところだったり、ふるさとみたいな童謡を歌うようなところって嫌だなって思うんです

折り紙を折ったり、手芸をすることはリハビリになるかもしれないけど別にそうじゃなくてもいいわけで

もっとぶっ飛んだ、楽しい、かっこいい医療・福祉があったら
もっとみんなに馴染みができるだろうし、自分ごととして考えやすくなるだろうし、親とか子どもとかを連れて行っても恥ずかしくないって思うんです


ココロオドル医療でありたい

きっとこんなことをあの動画を見て考えた人間は、僕くらいだと思います
だからかなり変人なんですが、でもとても大切なことだと思ってます

もう今の医療・福祉の形は古くてダサい
僕たちが考えている高齢者はもう教科書に載っているだけの固定概念です

僕たちが子どもの頃に出会った戦争を体験した人はもうかなり少ないんです

想像してほしいんです
僕らのような世代が高齢者になったときに、ふるさとを歌いたいと思うのか、nobadyknowsさんのココロオドロルを歌いたいと思うのか

高齢者を高齢者と至らしめているのは、60歳くらいのお偉いさんたちです
そんなお偉いさんたちのおじいさんたちは、もうこの世にほとんどいないはずなんですが、高齢者という概念としてなぜか残っています

僕はココロオドル医療にしたい

ただそれだけです

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