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塾講師3年目の転機

塾講師3年目のこと。

当時、集団授業というものにも慣れてきて自分の授業スタイルというものを確立し始めていた頃でした。社会の授業であれば、黒板に重要なことを全て書きながら説明をし、地図が必要であればフリーハンドで書き、重要な人物や出来事の写真などはカラーコピーをしてそれを適宜見せながら授業を進めていました。

ようやく自分の授業に対する自信がつき、手応えを感じ始めていた頃でした。

しかし、そこに転機が訪れます。

知り合いの塾の先生が、プロジェクターを使って授業をしていたのです。

どうやって授業をしていたのかというと、黒板に書いたことをノートに取らせるような授業スタイルではなく、
あらかじめ生徒に配布するプリントを作成し、windowsであればパワーポイント、Macであればkeynoteというソフトを使い、そこに文字や地図、写真を全て用意しておきます。そして、授業では全てその内容をプロジェクターを使い投影し説明しながら授業を進めていたのです。

「そんなやり方あるのか。。」

と思い同じ教室の先生に相談したところ、奇跡的に教室にプロジェクターがあったのです。(たまたま保護者会の時期で教室に置いてあったのです。)

「やってみるか!」ということで、授業前日にプロジェクターを使った授業準備に取りかかりました。

中3歴史 昭和時代の授業でした。
まずは授業プリントを作成し、その後にkeynote作成に取りかかりました。スライドの文字や写真の出るタイミングなど工夫をこらしながら授業構成を考えました。時間にして授業準備に10時間以上かかったと思います。

そして、満を持して本番に臨みました。

記念すべきプロジェクター授業の1回目!

結果、完全な不発に終わりました。
生徒も今までのやり方から一変したこともあり戸惑い、自分は自分で授業スタイルに慣れておらずスライドの出るタイミングと説明がかみ合わず、パッとしない授業に終わってしましました。

めちゃくちゃ準備に時間をかけたにもかかわらず上手く授業できなかったという悔しい気持ちで一杯でした。
「こんな結果になるなら最初からやらない方が良かったかも。。」という後悔の念も頭をよぎりました。今まで通りの慣れたやり方に戻したほが良いのか自問自答をしていました。

でも、もう一度チャレンジしてみよう!と思い、徹底的に準備をし何度もシュミレーション、リハーサルを行い2回目の授業に挑みました。

結果、手応えありでした。

生徒の反応もとても良く、歴史の写真や授業内容に興味を示し、とても積極的に参加をしてくれました。自分でもなんとか形にできたなあと思える授業ができました。
(もちろんプロジェクターはあくまでツールなのでそれをどう使いこなせるかがとても重要です。ツールに頼って準備を怠れば良い授業はできません。近頃の教育にICTを導入していく流れも同じことが言えると思います。)

それがきっかけでその後すぐに自腹でプロジェクターを購入し、社会の授業の時は全てプロジェクターで授業を行うようになりました。英語の授業にも随時取り入れ、どうしたら生徒がより理解しやすくなるかを考えながら試行錯誤をしていきました。

そこから数年後、ユニバースクールを立ち上げ、電子黒板を使った授業や映像授業の作成など新たなことにチャレンジをしていきました。
今現在はUNIVERPLUSという中高生向けての授業動画コンテンツを作成しています。

塾講師3年目での転機が新たなものへとチャレンジしてくことの大切さを教えてくれたように感じます。新しいことをやれば失敗はつきものです。

でも、それをまた改善しブラッシュアップしていけば、より良いものへと確実に進化させていくことができます。

今やっている活動も中高生の学習にとってより良いものを提供していけるということを信じてやっていきます。

UNIVERPLUS YouTubeチャンネル

UNIVERPLUS 社会歴史授業動画

UNIVERPLUS 理科授業動画

〜最後に〜
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