僕たちにできるのは「きっかけ作り」。でも、その「きっかけ作り」に全力を注いでいく。〜高校生 キャリア教育授業〜
昨日(5/24)は高校生の未来デザイン講座(キャリア教育)の授業だった。
特に、今年は新しい授業コンテンツを作っていこうということで、
今回は授業を1から自分たちで考えた。
「今、何をやるべきか。」
「何を伝えるべきか。」
「10年後の社会を生きる中高生が学んでおくべきことは何か。」
これこそ正解がない。
授業の1週間前は、この授業のことで頭がいっぱいになる。
あまりにまとまらなくて、頭がはち切れそうな感覚に襲われたりもする。
「この内容が果たして高校生に刺さるのか。」
「リアルな社会に興味を持ってもらえるか。」
そして、今回は「お金の流れをつかもう!」ということで授業を組み立てていくことにした。
普段は消費者としてしか、社会との接点を持っていない中高生。
あまりにリアルな社会、ビジネスとはかけ離れている。
だから、
少しでもリアルな社会や会社、経営、仕事、お金のことなどに
興味を持ってもらいたい。そんな気持ちで授業を行った。
そのために、高校生がよく行くサイゼリア、そして通っている自塾(ユニバースクール)のリアルな1ヶ月の売上・費用・利益をクイズ形式で考えてもらいながら進めた。
当然リアルな数字を公開。
本当は自塾(ユニバースクール)の売上・費用・利益を公開することは、少し恥ずかしい気持ちもある。
でも、自分たちがまさに社会でやっていることをダイレクトに伝えられる。
こんな貴重な機会はないし、これこそ生きた最高の教材だ。
なかなかここは高校生にとって興味深かったようでとても盛り上がった。
そして、それを元に会計という視点で、様々な会社の決算書のデータを見てもらいそれぞれのデータがどの会社なのかをこれもまたクイズ形式で考えてもらった。
ユニクロ・ドンキホーテ・コストコ・セブンイレブン・ブックオフ・キャンドゥ…など。普段高校生が実際に消費者として関わっている会社が大半だ。
そして、無事に授業は終了。
生徒の反応もよく、「めちゃくちゃ面白かった」と言ってもらえたり、「経済についてもっと興味を持った」などと感想を言ってもらえた。
もちろん、毎回全員に刺さるコンテンツを作るのは難しいかもしれない。
でも一人でもこの一回の授業をきっかけに何か少しでも変化を起こすことができたら、こんなに嬉しいことはない。
僕たちにできるのはあくまでも「きっかけ作り」。
でも、その「きっかけ作り」に全力を注いでいこうと思う。