台湾語と中国語

よく誤解されるが台湾で最も多く話されているのは台湾語ではなく中国語だ。基本的には本土での普通語に発音のなまりがあり、台湾語や日本語由来のフレーズも多く入っているので台湾華語と区別されることもある。

中国語
台湾では「中文」「華語」「國語」などと呼ばれる。中国南部と同じように「shi」の発音が「si」に近くなるのが特徴で中国普通語とは問題なくコミュニケーションが取れる。わかりやすく言うとアメリカ英語とイギリス英語、北朝鮮語と韓国語のような感じだ。ちなみに発音表記にピンインは使われず、文字入力はボポモフォという表音記号を組み合わせたものが使われる。難しいので私もピンインでしか打てない。カントン語は表記は同じだが発音が全く違うので会話でのコミュニケーションは取れない。
若い人は早口なのと言葉を繋げて喋る人が多く慣れるまで聞き取りづらい。不好意思 bu hao yi siが包意思bao yi siになったり。おじちゃんおばちゃんは発音が聞き取りやすい。汚い言葉や咄嗟の言葉や使いやすい台湾語のフレーズは普段から使われる。
べいばい(不錯)こーあい(可愛)とか。

台湾語
閩南語の一種で、都市部の若い人は喋れないことも。喋れなくても聞き取れはする人がほとんど。外省人の中には全くわからない人もいるが数少ない。知らない人と喋る時は基本的には中国語。普段は中国語だが家だと台湾語ということもある。ネクタイやせんせいなど日本語由来の言葉も多く、オートバイやあっさりと言う言葉は普段からよく使う。
台湾語を喋れる外国人は少ないためちょっとでも喋れると喜ばれる。発音が日本語に近いのでひらがな表記がしやすい。南に行くほど話者が多い。
台湾語の歌もかっこいいと人気を博している。玖壹壹 茄子蛋など。

簡単な台湾語紹介
わー 我
りー 你
いー 他
どぅおーしゃー 謝謝
りーほー    你好
ほーじゃっ   好吃
わーあいりー  我愛你
わぜいじん   多少錢


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