
【本】最近読んだ本。人生の有限性について考える
今年の目標の一つでもある読書の習慣化!
おすすめされて読んだ本とっても良かった!
ひすいこうたろうさん(著)
「あした死ぬかもよ?」

何気なくダラダラ過ごしていた日々から、後回しにしていたやりたいことに取り掛かろう!小さな幸せに感謝しよう!
そんな風に思わせてくれる本です。
人はいつ死ぬかわからないから、やりたいことはやってみる!
そんな風に昔から意識はしてたんだけど、日々過ごしていると忘れてしまうことが多くて、この本を読んでハッとさせられました。
なぜそんな思考になったのかは、私の幼い頃の経験からくるものだと思います。
私が14歳の時に病気で父親が亡くなりました。
父親と過ごした14年間より父親のいない人生の方が長くなってしまいました。
思春期の小さな私に待ち受けていた余命3ヶ月という父の命。
そんな事実を知ったのはすでに父の命が残り1ヶ月半ほどの時期でした。
嘘みたいな事実を理解して気持ちを整理するにはあまりにも未熟すぎた14歳の夏。こんなドラマみたいな出来事が自分に起こることにもびっくりした。
反抗期だった私が素直になるにはあまりにも短い期間でした。
加えて、父本人には末期の病状であること、そして余命が残りわずかという事を知らされていなかった。
だからいつも通りの父と娘として過ごすことを心がけていた。
そうして14歳の小さな私は急に父のいない世界で生きることになりました。
「41歳あまりにも若すぎるよね。」そんなふうに周りの大人は言っていた。
中学生の私からしたら立派な大人の年齢41歳を若すぎるということに、その頃は違和感を感じていた。
だけど歳を重ねるにつれて、今はこの意味がわかるようになってきた。
父がいなくなったからといって、思春期のトゲトゲしい私は素直に母に甘えれるようになったわけでもなく、なんかいつもご機嫌斜めな顔をしてたと思う。
母困ってただろなー。笑
反抗期と言ってもヤンチャになったわけではなく、普通の学生でした。
ただ、早く大人にならなきゃ、しっかりしなきゃという気持ちで高校生の時から学校とバイトを両立していた。
自分の欲しいものは自分で買わなきゃ! 自然とそう思っていた。
片親だということで可哀想なんて思われるのも嫌だった。
夏休みのバイト代で頑張って貯めた貯金でルイヴィトンの財布を買った。
そんな見栄っ張りな高校生だった。
正直なところ、どこかで片親ということがその頃はコンプレックスだったのと、可哀想と思われるのが嫌だった。
女でひとつで育ててくれて、夢を叶えるための専門学校まで行かせてくれた母親には本当に感謝してる。
長い長い反抗期が続いた私が今でも素直になるのがたまに難しいんだけど、父親が亡くなってから泣き言言わずに涙も見せずに育ててくれた母は偉大で強く逞しい。ありがとう。
本当にささやかなことなんだけど、駅まで車で迎えに来てもらえるお父さんがいていいなとか。突然雨が降ってきた時に傘を届けにきてくれる親がいるのいいなとか。そんなことが羨ましかった。
口に出して誰かに言えるわけでもなく、そんな風に愛情を欲していたことを言うのが恥ずかしかった。今でも書いててちょっと恥ずかしい。
以前と比べると周りの人に頼ることができてきたとは思ってるんだけど、
正直言うといまだに人への甘え方がわからない。
なんでも自分でやってしまうことが癖になってしまっている節あり。
辛い時があっても自己完結してから、実はあの時辛かったんだよーなんて事後報告が圧倒的に多い。
どうにかしたいところ。 笑
父のいない時間が長くなったとはいえ、今でも父のことを考えることは多い。
何気なく父のことを考えると涙がでることもある。
寂しくて寂しくてみたいな涙ではなくて、言葉にするのが難しいんだけど
41歳という若さでこの世を去った父親。幸せだったのだろうか?
きっと子育ての真只中で一生懸命仕事ばかりしていて、自分のことは後回しにしていたと思う。もっともっとやりたいことがあったに違いない、そんなことを考えると涙が止まらなくなることもある。
それでもあの時の経験があったからこそ
「人はいつか死ぬ、死が身近」と認識することも早かった分
海外移住してみたり、結構ぶっ飛んでる決断にも躊躇がなかったりする。
人はいつか死ぬから。でもそのいつかはもしかしたら明日かもしれない。
冷たい言葉に聞こえるかもしれないけど
体験したからこそ、毎日を今日が最後の日と思って過ごしたいと思う。
と言っても、Netflixみて一日パジャマでぐだぐだする日ももちろんある。
でもそんな自分も丸ごと受け入れる余裕ができてきた。
お父さん!あなたの娘は結構たくましく生きてますよ!笑
父の分まで精一杯やってみたいことに挑戦すること。
それも親孝行のカタチのひとつとして自分の中で大切にしていこう。
今日が人生で最後の日! そう思って1日1日を大切に。
人生最後の晩餐は寿司か卵かけご飯か非常に迷う。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
いいなと思ったら応援しよう!
