心化粧2
真の名言
人は他者を見ることはできない。自己を通して、他者に求める幻想を見るに過ぎない。
現実と神の不可知性
今、自分が覚めているこの世界が、果たして真なるものか偽なるものか、それを知ることはできない。したがって、神の存在について語ることもまた、不可能ではないか。
デカルトが導き出した神は、僕が考える神に極めて近いものではある。しかし、パスカルの言う通り、神を証明することは理性によってはなし得ないと僕も考えている。
論理と機械的社会
論理によって物事が解かれる社会というのは、実に機械的であり、それは人間が機械を真似するという行動に等しい。真に人間であろうとするためには、霊的でなければならないのではないか。
夢の終焉と欺瞞
夢を叶えた人間の果てが、こんなにも惨めなのだとすれば、夢を持つことの重要性を説く現代社会は、極めて欺瞞に満ちていると言わざるを得ない。
過去を美化することの悲惨さ
「昔の方が良かった」というのは、一般的に自分の過去を美化するために生じる心情だと僕は解釈している。しかし、それ自体があまりにも悲惨ではないか。
努力・友情・勝利の終焉
努力・友情・勝利。この三つは、現代社会において極めて重要な概念とされている。労働に参加する社会においては、必要なものだったかもしれない。
しかし、生成AIが登場した今、その時代はすでに終焉しつつあるのではないか。もしそうだとするならば、努力も友情も勝利も、気晴らしを求めている人間の悲惨な行動に過ぎないのではないだろうか。