世界の工業と日本の工業について
お世話になっております。
本日は、世界の工業と日本の工業についてを
テーマとした記事を書き綴りたいと思います。
1.世界の工業について
このジョークを目にした時、納得してしまいました。
工業製品の流れの真髄であると思いました🤔
以下、歴史から今日に至る流れを紐解いて
いきます。
1)世界の工場の歴史
「19世紀」の世界の工場 ―イギリス―
世界で最初に産業革命が起きたイギリスは、19世紀になると世界最大の先進工業国となりました。
世界中から原材料を輸入して、良質・安価な
工業製品を大量生産して、それを世界中に輸出するようになりました。
イギリスだけで,世界の工業生産額の半分を
占めていたことから,19世紀における
「世界の工場」と呼ばれました。
「20世紀」の世界の工場 ーアメリカ、日本ー
アメリカは、19世紀末には世界最大の
先進工業国となり、20世紀半ばには世界の
総生産の半分以上を占めていました。
20世紀後半になると陰りの見えたアメリカを抜くように、日本が「世界の工場」となりました。
「21世紀」の世界の工場 ―中国―
中国は、1980年ごろから経済開放政策を進めてきました。
積極的に外国の企業・工場の進出を受け入れることで、資本や新しい技術を取り入れました。外国の企業も、安くて豊富な労働力・広大な
用地などを求めて、中国に次々と進出しました。
さらに、中国には工業の原料となる鉱産資源も豊富にあるため、多くの工業製品を輸出する
工業大国となりました。
2.日本の工業について
製造業は例年GDPの約2割を占めており、
紛れもなく日本を支える基幹産業のひとつです。
しかしながら、日本の製造業の競争力は
低下傾向にあります。
原因①
安い人件費で生産できる新興国の台頭
生産拠点としての優位性は人件費の低いタイや
フィリピンなどの新興国です。
この為、日本には新興国では供給できない
高い技術に裏打ちされた製品を生み出す国に
なることが求められるております。
原因②
設備の老朽化を更新できていない
設備や機器は経過年数に従い老朽化するため、更新が必要です。設備の老朽化が進むと生産力は低下し、事故発生リスクも高まります。
老朽化した設備の更新には、設備投資が必要です。新型コロナウイルスなどの影響を受けて、設備投資の更新を見送る企業も少なくありませんでした。
現在は回復傾向にあり、国内外の設備投資に
ついても増加する見通しです。
原因③
人材不足
2002年から2021年までの20年間で、
若年就業者数(34歳以下)は121万人減少する一方、高齢就業者数(65歳以上)は33万人
増加しています。
こうした状況から、製造業では人材確保や技術継承が喫緊の課題となっています。
国内外問わず広く人材を募集する取り組みや、技術継承をスムーズに行えるようなシステムの構築が求められます。
原因④
デジタル化を行う基盤が不十分
製品の企画から開発、製品化に至るまでには
長い時間を要しますが、開発期間を短縮しなければ競争には勝てません。
開発期間を早めるにはデジタル技術
(IoTやAI、ロボットなどの導入)が必要です。
最新のデジタル技術を駆使することで、
少人数でも高品質の製品生産が可能になります。
これにより社員のワークライフバランスの実現につながり、ひいては人材の定着率向上に寄与する事が期待できます。
3.終わりに
私なりの解釈でありましたが、歴史~今現在の
課題について纏めました。
報道では、暗いニュースばかりを耳にしますが
良い点にも目を向ける事が大事です。
記事を書いていて感じましたが、
製造業に限らずサービス残業やパワハラ等の
悪しき日本の伝統は愚の骨頂であり、
個人の労働生産性を上げる取り組みを進める事が重要であります😠
最後迄お読み頂きありがとうございました🙏