萩原朔太郎賞、杉本さんに贈呈
第31回萩原朔太郎賞は杉本真維子さんの詩集「皆神山(みなかみやま)」でした。
贈呈式が10月28日、群馬県前橋市の前橋文学館で開かれたそうです。萩原朔太郎賞は優れた現代詩を顕彰する賞で、対象は詩集です。主催は前橋市、萩原朔太郎賞の会。
贈呈式の記事がでていました。
地元の上毛新聞の記事ですね。
一部を引用します。
杉本さんは長野県出身の詩人です。2008年に詩集「袖口の動物」で第58回H氏賞、2015年に詩集「裾花」で第45回高見順賞を受賞しています。
前橋文学館長との縁を語るところも興味深いですが、講演内容からの「命をもたないものの命、心を書きたい」という言葉が、杉本さんの作品世界を表していて鮮烈です。
講演の内容、どこかに出ていないものですかね…。
選考委員の日和聡子さんの「容赦ない言葉のありよう」という評言も刺激的です。
群馬テレビさんの動画もでていました。
なお群馬テレビさんでは11月27日19時から、第31回萩原朔太郎賞の特別番組を放映予定だそうです。
見てみたい。ですが、
電波、沖縄までとどくはずがない…
「皆神山」は4月に思潮社から発行された杉本さんの最新詩集で、24編の詩がおさめられています。
詩集とは関係ありませんが、杉本さんは共同通信の「詩はいま」という時評連載も担当されており、地元紙で毎月、楽しみに拝読しているところでございます。
取り上げる詩のチョイスや評言が毎度、鮮やかで目が覚める思いで読んでいます。皆さまもぜひご一読ください。
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