ヤンキーマインドに魅力なんてあるの?あるんだな、それが。
この見出し画像を見て、フリー素材や拾い画だと思いましたか?
中学の同級生なんだな、それが。
私の地元はヤンキーの町
ネットミーム「ないんだな、それが」の発祥の地。私の地元、栃木県は世界に誇るヤンキー3県の一角。
(他2つは茨城と福岡。偏見100%ソースはありません)
トップの見出し画像は、私の代の成人式での一コマ。
中古で買った車を仲間の実家の工務店に持ち込んで、屋根をとっぱらってパラリラクラクションを取り付け、成人式に乗り込み、最終的に「大宮の連中」に10万で売ったらしい。
成人式のヤンキーというと、市長や実行委員長のスピーチ中に暴れて警備員に連れ出される様子が毎年テレビで放映される。
「こんなヤンキーだらけで、さぞや成人式は荒れたでは…?」とご心配してくれたあなた。
安心してください。
実行委員長もこの中にいますよ。
ヤンキーたちは絶対車検に通らないオープンカーで公民館前にやってくると最前列に陣取り、筆文字で実行委員長の名前が書かれたクソデカ扇子を掲げ、「今日は仲間の晴れ舞台だ!」と盛り上げ隊を担当。
市長のスピーチが終わりには盛大な拍手と歓声と指笛を贈り(ライブか?)、少し照れながらもホクホクと嬉しげな顔で退場する市長。
荒れるどころかめちゃくちゃエネルギッシュで最後まで笑えて、個人的には「参加して良かった〜!😂」と思える式でした。
ヤンキー主導の成人式なんて、一生の話のネタになりますしね(現にこうしてnoteに書いている)
地方生まれ、湘南乃風育ち、かっこいい奴はだいたいヤンキー
スクールカースト上位の人と聞くとどんな人が思い浮かぶでしょうか。
勉強ができるとか、運動ができるとか、顔がいいとか、色々あると思うけど、「地方の一軍」はだいたいヤンキー。
親は地元にある、超大手企業の工場勤めか、または自営業。
中学を卒業したら農業高校や工業高校に進学して、卒業したら土木や工場に就職する。
成人式には、元一軍男子は男子は袴か、スーツならカラーシャツを着用。
元一軍女子はアゲハ蝶とバラがプリントされた振袖で参加。
※なお、子供がいて来れない人もちらほら。
20代前半まではむちゃくちゃな呑み方をして救急車で運ばれたり事故って免停になるのも日常茶飯事だけど、20代後半あたりからみんな家庭を持って無茶しなくなるので、インスタのストーリーに投稿される内容か「居酒屋→病院」の写真から「河辺で家族ぐるみのBBQ」の写真に変わる。
地方の一軍ってこんな感じ。
首都圏育ちの人には「は?」って言われそうだけど、地方の人ならわかるよね? 笑
さて「カッコいい=ヤンチャ系」という価値観が漂う場所で育つと、大人になってもどこかヤンキーっぽい人がカッコいいなと思う感性は残っているもの。
(これを読んでる首都圏育ちの人は、「は?カッコいいの?アレが?わからんわー」と思っていることだろう)
ここで私が言う「ヤンキーっぽい人」というのは、ツーブロ茶髪で金色のネックレスを下げて金色のラインの入った黒いジャージにGUCCIの靴を履いて片手にドンキの袋を下げた人のこと…ではない!
(でも正直そういう格好が似合う人の見た目も割と好き…笑。例えるなら、はじめしゃちょーとレペゼンfoxxのふぉいなら、断然ふぉい派)
でも、そうじゃなくて笑
流石にね、26歳も終盤なので見た目だけで人のことをカッコいいとは判断はしませんよ。
私がカッコいいなと思うのは、「ヤンキー的なマインドを持っている人」のこと。
ヤンキーマインドの好きなとこ
※ここで言う「ヤンキー」は、男のみならず、もちろん女のことも指す。
①コミュニケーションが直球、本音ベース。
ヤンキー、まじで嘘つけない人が多い 笑
好きも嫌いも顔に出るし、態度に出る。
建前も嫌いだから、人も物も「これいいよ!」と本気で思ってないとオススメしない。
もちろん親しき中にも礼儀ありとして、気は使う。けど嘘はつきたくないし、腹の探り合いもしない。
だから発言が信頼できる。
(後に反故にされたとしても、少なくとも言ってる時点では本気なのです)
「この人、私のことどう思ってるんだろう…?実は嫌われたりするのかな…」などと、相手からの心象を心配する必要も、ヤンキー相手なら必要ない。
なぜならヤンキーは嫌いな人とは一切関わらないので、好意的な態度で関わってくれる時点で「好かれている」と判断して大丈夫だから。
コミュニケーションが大変シンプルでわかりやすい。
②人は人。自分は自分。自他の境界線がはっきりしてる。
自他の境界線って、本当に本当に、本っ当に大事!
大人になるにつれてどんどん思う。
「私がムカついたから、他の人もみんなムカついただろう」とか。
「あの人が嫌いと言ったから、私も嫌い」とか。
いい年してもそういう、自他を切り分けられない思考の人、結構多い…!
リゾバで働いて海外から来た人とも関わったけど、特に日本人には割合多い。
(日本語は外国語と違って「主語」を言わなくても伝わる言語だから、自他の境界線が曖昧になりやすいというのもある気がする)
でもヤンキーは「俺ァ!!」「私ァ!!」「お前ァ!!」と主語が強いこと強いこと。
主語という概念を擬人化したら、多分ヤンキーになる 笑
「己の足で立ってナンボ」みたいなメンタルなぶん、自他の境界線もガッツリ持ってる。
なので、みんなに嫌われている人であっても、個人的に気に入ってたら周りの評価を気にせずつるむ。それがヤンキー。
③「嫌われる恐怖心」が薄い
もし嫌われても「こっちだってお前のこと嫌いだよバーカ」と心の中で中指を立てるし、合わない人がいても「は?うざ。関わらんとこ」で、終わり。
わざわざ「俺が(私が)助けてあげなきゃ!」なんて、頼まれてもないおせっかいをすることは、絶対にない。
あくまでヤンキーは、「自分の感情と一致した行動」しかとらない人が多い。
だから好きな相手ならとことん義理堅いし、嫌いな相手なら関わらない。
でもそれってお互いにとっていいことだよね。
「この人合わないけど、助けることが"人として正しい"からなぁ…」みたいな考えで、本心と矛盾した行動を取って、その挙句に勝手に苛立ちを募らせる。
そんな"善人オナニー"に巻き込まれるのは勘弁だから、「嫌いなら関わらない!」がはっきりしてるヤンキーが好き。
④責任感が強く、腹を括った時の覚悟がすごい
基本的に選択コマンドが「やる/やらない」「話す/話さない」とシンプルな分、結婚とか子供を産むなどのドデカい決断をさらっと下す。
起業する時も同じで、「このスキルを身につけてからこういう人脈を作って、手始めにこういう事業を…」なんて選択肢はヤンキーに存在しない。
「これ好きだわ。やりてぇ。やってみたわ」
これである。
そりゃヤンキーマインドの起業家が成功するわけだ。イーロン・マスクもホリエモンもヤンキーマインドの塊だもの。
またヤンキーは「義理」とか「腹を括る」とか「本気」という言葉が大好き。
「重責を背負いきる自分、かっけぇ」
「覚悟決まってる奴、かっけぇ」
「やることやらねぇ奴、だせぇ」
「目の前の問題から逃げる奴、だせぇ」
これこそ、ヤンキー的な思考の本質とも言える一言。さすがキング。
責任を負うのは名誉だし、腹を括るのはかっこいい行為だと疑いなく本気で思っているので積極的に行う。そりゃー会社員としても起業しても上手くいくよね。
(でもそれは、本当に間違いなくカッコイイ行為なので、全人類ずっとそうなって欲しい)
⑤フットワークが軽い
声をかけられた、時間も都合がつけられそう。
ならば「おう、行くわ」となるのがヤンキー。
交通費、交通時間、自分の体力、環境の変化…そんなものは気合いでどうにでもなるので勘定に入れない。
行きたいし、行ける。なら行く。
シンプルだけど大事なこと。
私の友達の元ヤンは、ゲームを通して知り合った女の子と付き合い、北海道にいる彼女のために1年くらいで北海道移住を果たした。
晴れて彼女の近くに来た彼は、彼女の親と交流を持ち、彼女の父親とめちゃくちゃ仲良くなっている。
そして私が「私も今、北海道いるから会おうよ〜」と軽い気持ちで言ったら、秒でスケジュールを合わせてくれて会うことが決定。
北見から4時間かけて札幌へ行き、1泊して、翌日に札幌から2時間半かけてトマムへ来てくれた。
足に羽生えてる?ってくらい、フットワークが軽い。
(てっきり札幌あたりに住んでいるものと思ったので、当日に北見から来たと聞いて「北見!?北見って…北見!?」と聞き返した)
ヤンキーマインドには、幸せのヒントが詰まってる。
ヤンキー is シンプル。
本音で話す。嘘はつかない。
人は人、自分は自分。
嫌いな奴には関わらない。
好きな奴は大事にする。
やりてえ事ならやる。
行きてえ所なら行く。
かっけえと思うことをする。
だせえと思うことはしない。
これくらいシンプルに考え、シンプルに動き、シンプルに成功と幸せを掴む。
ヤンキーマインドと聞くと「攻撃的、暴力的」なイメージを持つかもしれないけれど、ヤンキーマインドの本質は「シンプル」だと思う。
過去とか未来を考えるよりも、目の前の今この瞬間に集中して、その時できるやり方でめいっぱい楽しむヤンキーは、マインドフルネスの体現者。
『嫌われる勇気』
『エッセンシャル思考』
『イシューから始めよ』
『イノベーションオブライフ』
『頭のゴミを捨てれば脳は一瞬で目覚める』
『移動する人はうまくいく』
などなど、名著とされる自己啓発本やビジネス書はいっぱいあるれど、そこで語られていることを日常的に実践できている人というのはどんな人だろう?
私は相当に意識が高いビジネスパーソンか、もしくはヤンキーだと思っている。
ヤンキーマインドの魅力は?
あるんだな、それが。
ヤンキーマインドはとにかくシンプル。
シンプルだから、とんでもなく強い。
そして、まわり道をせずシンプルに幸せを掴む。
だからみんな、ヤンキーマインドを持とうよ。
黒ジャージに金ネックレスを下げてドンキを練り歩けという意味ではなくね笑
大事なのは、マインドがヤンキーであるかどうか。
いい大学を出て、ナチュラルメイクでおしとやかなワンピースを身にまとって、クラシックが趣味の家庭的な女性あっても、「この人めちゃくちゃヤンキーマインドじゃん!」という人もいる。
ヤンキーの町で育った私は、どうやらヤンキーマインドの持ち主を嗅ぎ分ける力があるようで、友達も恋人も、多かれ少なかれどこかヤンキーマインドの持ち主であることが多い 笑
「お前、好き」
「お前、だるい」
「それされるの嬉しい」
「それされるの嫌だ」
「やりてぇ。やる」
「行きてぇ。行く」
私もそんなヤンキーマインドを大切にして、幸せに生きていきたいなーと思います(*˘︶˘*)
今日もよく生きました🫶
次の記事でお会いしましょう!
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