ボールを持ったらとにかく突っ込む
Facebook で過去の今日の思い出をタイムラインに表示できます。これは昨年の房惑さん(千葉の不惑のラグビーのクラブチーム)との春の定期戦のアフターマッチファンクションでスタンバイをやっている画像です。
スタンバイというのは、母校の水産大学校の遠洋航海出航式の際に、遠洋航海実習で出航する4年生を1年生と2年生の寮生が見送る儀式なのです。
私は1年生の時に寮で何度か練習して下関駅の近くの専用岸壁でこのスタンバイに参加して4年生の時には見送ってもらいました。
実は3年生になる頃までは、4年生になったら遠洋航海出航式では出航する同級生を見送り、自分は卒論を書いてラグビー部の秋のシーズンの試合も出るつもりでいたのです。
私がこの学校に入学した頃はオイルショックがあり排他的経済水域(200海里)が制定されて商業捕鯨は禁止となり水産業界はこのアゲインストの影響で船員の求人も殆ど無い厳しい状況になっていたのです。
私は漁業学科(現在は海洋生産管理学科)に入学したのですが、当時は2年生の時に4年の秋に遠洋航海実習を行い卒業後に専攻科に進学する船舶運用コースと卒論を提出して4年で卒業する漁業学コースのどちらかを選択することになっておりました。卒業後に就職が厳しいそうでしたからその時に私は4年で卒業する漁業学コースを選択したのです。
4年時の遠洋航海実習は通常は10月下旬に外洋(寄港先はハワイや東南アジア等で毎回異なる)に出て1月下旬に帰国して国内を巡るのですが、私が4年生の時には練習船が新造船になり2年目ということで、お披露目もかねてブラジルのアマゾン川の河口の街ベレンに訪れてアマゾン川の河口の調査を行うことになりました。私は卒論を提出して卒業する予定でしたが、出港前に就職を決めて航海中の魚群探知機のデータを収集してそれをもとに卒論をまとめるという条件で同じ卒論教室のふたりと共に3人で調査要員として遠洋航海実習に参加したのです。
また次の機会にこの迷走(瞑想)航海記の続きは書こうと思っておりますが、なんかブレていないのか、ブレまくって暴走そして迷走しているのかはよくわからないですよね。
そしてこの時あたりから以後の私のモットーの “ボールを持ったらとにかく突っ込む” が始まったように思うのです。