#108【GPT4o with canvasの使い方】執筆×編集×コーディングを共同作業
おはようございます。
アナログな企業で生成AI普及を目論む3年目社員アヒルです。好きなグミはシゲキックスです。
先日ChatGPTがベータ版でまた新たな機能をリリースしました。その名も"ChatGPT 4o with canvas"です。
今回はこの新機能を隅から隅まで使ってみたので、使い方をまとめていきます。
GPT 4o with canvasとは?
GPT 4o with canvasは、ChatGPTの新しいインターフェースで、文章やコードをAIと共同で編集・改善することができます。
このCanvasはGPT-4oを基に構築されており、テキストやコードの直接編集が可能なのが特徴です。
イメージ的には、ClaudeのArtifactsみたいな感じでしょうか。
というわけで使ってみます。
写真の年代を聞いてみる
画面左上でwith canvasモデルに切り替えて、早速話しかけてみます。
会話の例に、"写真の年代を調べてください"というのがあったので、日韓W杯の時の日本代表の写真を与えてみました。
ご名答、しかもスピーディでした。戸田の赤モヒカンで判断したのでしょうか。
もう一つ、原宿駅の旧駅舎を与えてみました。写真はネットで拾った、2020年3月の原宿駅の写真です。
原宿駅の駅舎について、歴史を踏まえて推測してくれました。すごい、しかも速い。
記事を書いてもらう
せっかくなので原宿駅について記事を書いてもらおうと思います。
先ほどの写真のやり取りに続けて、「原宿駅の歴史について記事を書いて」と言ってみます。
すらすらと記事が生成されました。見出しとか細かい指示を出さなくても、全て考えてくれました。
ここからは、たくさんある編集機能を片っ端から試していきます。
機能その1:直接編集する
生成された文章は、その場で直接編集することが可能です。これは今までにない機能で、GPTが出力したものに直接手を加えられるなんて、痒いところに手が届きまくりです。
機能その2:編集または説明する
文章を選択して、好きな指示を出すこともできます。段落の右横に小さな➕マークが出てくるので、そこから書き込みます。
機能その3:絵文字を追加する
ここからは画面右下のえんぴつマークから編集を加えていきます。
"絵文字を追加する"を押すと、文章の途中に絵文字が追加されました。
機能その4:読解レベル
"読解レベル"では、ターゲットの年齢層を指定できます。下から「幼稚園児」「中学生」「高校生」「大学生」「大学院生」と刻んでくれます。
よくプロンプトで小学生でもわかるように、とか言ったりするので、この刻み方はうれしいですね。
大学院生レベル(左)と幼稚園児レベル(右)で比べてみましょう。
機能その5:長さを調節する
これも、「最短」から「最長」まで、読解レベルの時のようなレバーを使って好きに調整ができます。
「最短」を選んだ時の文章がこちら。
機能その6:編集を提案する
一番下の"編集を提案する"を押すと、編集すべきポイントや内容をGPTが自分で考えてくれます。
5点アドバイスをくれました。
気になるアドバイスをクリックして、"適用する"を押すと、GPTが自分で書いた文章に、自分でアドバイスをし、そのアドバイスを踏まえて自分で書き直すという、なんとも不思議なことが起こります。
機能その7:最終仕上げを追加する
先ほど飛ばしました"最終仕上げを追加する"では、できた文章の見え方を整えてくれました。
分かりにくいかもしれないですが、
見出しの大きさにはっきり差をつけてくれたので視認性が高まり、よりwebページに近い形になりました。
機能その8:前のバージョンに戻る
意外と大事なのがこちらの機能。
例えば"読解レベル"で幼稚園児向けに設定してみたけど、うーんやっぱりその前の大学院生向けの方がよかったな、と思った時。
右上の戻るボタンを押すことで、前のバージョン、すなわちその前の出力内容に戻すことができます。これが非常にありがたい機能だなと思いました……。
機能その9:編集履歴はチャットスペースで確認
ここまでの編集の履歴は、チャット画面にしっかり残っています。コンテンツの編集自体は、通常のチャット画面とは別画面で行われます。
ドキュメントのマークを押すと、記事の編集画面が開かれます。
コーディングしてもらう
さて、原宿駅についての記事を作成してもらいましたが、実際コンテンツやwebページを作る人からすれば、文章を書いてくれるのはありがたいけど、この後にコーディング作業が待ってるんだよな……となりますよね。
HTML形式で出力してくれないか、注文してみます。
出力したというので見てみると…
右上のコピーマークをクリックして、メモ帳に貼り付けてみました。
するとドン。
HTML付きの文章がちゃんと生成されていました。
まとめ
ChatGPTの新たなモデル、GPT 4o with canvasを使ってみました。
コンテンツ生成がだいぶ楽になるというか、基本的にはAIに書かせて、気になるところだけ自分の色を出せるという、人間と生成AIのハイブリッドな成果物を生み出せるのが何よりも素晴らしいポイントだと思います。
参考となるwebサイトや文書を与えて、それを基に記事を書いてもらうこともできるので、これはなかなか業務にも使えるんじゃないでしょうか。
新しいモデルがバンバンリリースされてたのしいですね。
お読みいただきありがとうございました!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?