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#112【GPTの検索エンジン】SearchGPTの使い方と検索の新常識

おはようございます。



アナログな企業で生成AI普及を目論む3年目社員アヒルです。舞茸を割くのが下手です。


ChatGPTが新しい検索機能SearchGPTの提供を開始しました。

実は7月にウェイティングリストが設置されていて、自分も登録したのすっかり忘れていたのですが、今回まずは有料プランの人と、リスト登録者に向けて提供が始まったようなので早速試してみました。


SearchGPTとは?


SearchGPTとは、OpenAIが2024年7月に発表、10月末に部分リリースを開始した、明確で関連性のあるソースで迅速かつタイムリーな回答を提供する新しいAI検索機能です。

Perplexity AIやFelo AIなど、今や新たな定番となりつつあるAIの検索拡張生成に、ついにGPTも参入です。


GPTでsearchしてみた



早速使っていきます。
これまでも、質問や要望に対して裏側で検索は行なっていたんでしょうが、Perplexity AIやGeminiなどとは違って、ソースがわかりにくかったChatGPT。

開いてみると、このようなアイコンが追加されていました。

地球儀のようなマークを押すと、searchモードになります。この機能は今のところ、モデルにGPT-4oを選択している時のみ使用できます。

タイムリーな回答ができるというので、天気を問うてみます。

見やすい

餃子が好きなので宇都宮市の天気を聞いてみたところ、丁寧に折りたたみ傘を持っていくといいと助言をくれました。

Googleで調べると、やはり夜から雨の予報


タイムリーな話題に使えることがわかりました。
次に、今年あった出来事についてまとめてもらいます。

今年も慌ただしい日本サッカー界

時系列でまとめてくれました。
回答の最後、"情報源"というところをクリックすると、右側(スマホなら下部)に、参考にした記事が現れました。


このままディスカッションを始めることも可能です。これが、おそらくこれまでの検索エンジンと異なるところですね。

  • 検索内容を拡張してやりとりを生成する

  • 会話ベースで調べられる

この辺りが検索の常識を大きく覆していってる気がします。

ちなみにソースについては、生成された回答の中にもちぃちゃく記載があります。

押してみるとそれぞれの記事を確認できました。


GPTの強気の姿勢



使っていると、こんな吹き出しが。

拡張機能を取得すると、あなたのPCのデフォルトの検索エンジンをGPTにしちゃいますよ……?という誘い。

一旦、乗ってみます。

拡張機能取得後、いつもGoogleで検索をする窓に打ち込んで検索をかけると、

Google検索結果ではなく、いきなりChatGPTのチャット画面に飛びました。

最新ニュースも抑えています。

福島県……UFOフェスティバルなんてやってるんですね……。岐阜のつちのこフェスタ並みに気になります。


便利ではありますが、生憎アヒルの本職はSEOなので、残念ながらデフォルトの検索エンジンはGoogleに戻しました(・_・;


欲を言えば……


ChatGPTでも最新情報にタッチできるようになり、またしても利用の幅が広がりそうだなと感じたのですが、

前回Felo AIという超絶便利スライド作成機能を触ってしまったばっかりに、ただ検索して回答や深掘りを生成してもらうだけでは物足りない贅沢な自分がいるようです。


SearchGPTでも、調べて生成してもらった内容を、アウトプット用に見やすくまとめてくれる機能があったら嬉しいなぁと思いました。


先述しました通り、まだこちらの機能はGPT-4oモデルでしか使用ができませんが、そのうちcanvas機能で記事にしてもらう、といった合わせ技で使えたらいいなーなんて考えています。


まとめ



ChatGPTの新機能、SearchGPTを試してみました。
検索ツールとして突出した何かを持っているというわけではないですが、使い勝手のいいChatGPTに優れた検索機能がついたというのはなかなか嬉しいニュースです。

SEO担当者としてはユーザーの検索行動がどう変化していくのか注目しているところですので、AI検索がどれだけ主流になっていくのか、いかないのか見守っていきたいです。


お読みいただきありがとうございました!

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