ストレスに対する反応
自分自身ももうダメかと思うような苦しい状況を経て、ここまでなんとか生き延びてきました。また、多くの職員さんを見ている中で、同じストレス下において反応が全く違うことに疑問を持ち、改めて分析してみることにしました。
愚痴や批判を繰り返すヤツ
まず、問題が起こったときに「相手のせい」と反応することが多い気がします。この状況では、愚痴や批判、文句が出る段階です。アドラー心理学でいう「悪いのはあなた」状態です。職場でもガチャガチャと文句を言う人がいますよね。しかし、愚痴を言っても現実は何も変わりません。言うだけ言ってスッキリしたという人もいますが、聞く側としてはマジ迷惑。聞きますけどね。
自分を追い詰める
次に、その問題が解決しないと、今度は自分自身にストレスが向かいます。「辛い」「苦しい」「どうしていいかわからない」といった感情が出てきて、自分にプレッシャーをかける段階です。この状態が長く続くと、うつ病など精神症状が現れることもあります。アドラー心理学でいう「かわいそうな私」状態です。私自身もこのような状況で辛い時期がありましたが、いくら自分にプレッシャーをかけたとしても、現実は変わらないことに気づき、アホらしく感じた経験があります。自分を責めても何も変わりません。
これからどうするか
次に来るのが問題解決のフェーズです。問題を解決するためには「行動する」しかありません。何らかのアクションを起こさなければ、現実は変わりません。アドラー心理学でいう「これからどうするか」の段階です。
理想的なのは、問題が起こった時に「相手のせい」「自分のせい」にする段階を飛び越えて、すぐに「行動するフェーズ」に持っていくことだと思います。どれだけ文句を言っても、どれだけ自分を責めても、現実は変わりませんでした。どんなに苦しいことがあっても、「これからどうするか」を考え、前を向いて、何度でも立ち上がり、明るく前向きに進むしかないのだと思います。難しいですけどね。