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上都集 - 水惑星編 3

水惑星と水星、更には月の女王の話までできたらいいと思う。
水惑星の概要は前項までで説明できたと思う。御理解頂けた所から話を始めたいが、水惑星とは地球にもっとも近い星、つまり衛星であるが、その所以は地球の水素が大空へと上昇し地球軌道上まで舞い上がり重力と周回軌道の関係から同軌道上の一点へ集まった結果、惑星として存在すると言うのが事実らしく、その存在周期が2ヶ月だと思われる。姿を表すその際、満月として夜空に映る訳だが、満月は地球を挟んで太陽の反対側に視認できるということはお分かりであろう。それに加えて、水素が水分または水源から蒸発するということは反対側に熱源が存在することになる。それが400キロ光年離れて存在する太陽である。
新月という概念が想像上にしか存在しない惑星ということも踏まえた上で、太陽の位置によってまたは地球との距離によって一定的に存在する事になる。
つまりは太陽が1年で周回する上で年間6度地球に接近する事になる。逆にいえば地球も公転しており2月に一度周回すると考えた方がよかろう。
銀河系を形作る軌道周期は中心となる位置に核惑星が必要となる。月にとっての地球のように、地球にとっても周回衛星として成り立たせる惑星が必要。
つまりはそれが水星なのではないか。核となるには相対的により小さく質量において勝っている必要があるらしい。
3ヶ月に一周する水星と、
2ヶ月に一周する地球。
さらにその軌道上に2月に一度存在する水惑星。
水星が産まれた2ヶ月後に地球が回りだし、その1ヶ月後に月が存在したとしたら。
2と3の素数のフープが6でループする。その合間を水惑星が担う。とするとそこで関係が完結している事になるが、私が言いたいことは、太陽は定位置で停止しているのではないかということだ。つまりはやはり太陽が銀河の核、それを周回する水星と衛星の関係がイメージできる。
私が以上の思索から導き出すのは、
月と考えるものには2種類あり、新月は存在しない。我々が月と言うものは常に満月であり、
その満月は1月に一度見ることが出来、
半年ループの最初の月に無月が起こるということである。そしてその次の月に水惑星、その次の月に水星、水惑星、水星、水惑星、そして無月。の繰り返しとなるはずである。この事は図表化していない為、理解できない方は各々図にしてみるといいでしょう。
全三編をよく読んでくだされば自ずと理解できると思います。


月の女王の話を始めよう。
月として考えていたモノが水星と判明した今に至ると、女王といわれる方は水星の女王という事になる。地球が衛星に治まる惑星の女王。どういった方か想像が出来るだろうか。
現在、水の女王といわれる女性はアクラ レリア 2世と名乗る者。アクリまたはクリヤという愛称もあるらしい。
300万年の間、悠久の時を冷凍保存の中、ミイラのように眠っていたと言われる。
その星には住民がいない。
だが彼女は精神体設備で保存されていた、
地球人類女性種の精神体プロトタイプ00であるらしく、電子情報の遺伝子データである。
300万年前に水星で保管された精神体電子情報。
人類女性種の精神体データの原型ということは
むしろ記録再生装置が水星に存在するという事になる。ということは300万年前の電子情報の覚醒遺伝としての再生遺伝子も存在するのではないか。彼女は30歳まで保管され、30歳で記録された。
当時はアクアレラ1世、保管後アクラ レリア2世となった。遺伝体質的に精神体保存に敵う素質をもつ人間とは、どういった人間だろうか。
遺伝的に似通った性質を持った、なぞる様に同じ人生を歩むに相応しい人類種であると言えよう。

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