遠い空の下の故郷~ハンセン病療養所に生きて 語り2 遠い空の下のふるさと
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語り台本 木村 快
音楽 岡田 京子
語り 木下 美智子
アコーディオン 松本 真理子
わたしは大正十一年生まれですから、すっかり年をとってしまいました。
わたしは五十三のときに目が見えなくなってですね、もうずーっと暗闇の中を生きてきとるとですよ。
それでもね、自分の育った村のことやお父さんのこと、お母さんのこと、弟のことはよく覚えていますよ。
目が見えなくなってからは、忘れていたいろんな事を思い出