大谷選手のプライベート、日本人しか興味ない?海外との興味関心の違いをデータ可視化してみた
メジャーリーグで目覚ましい活躍を見せる大谷翔平選手。
近年では結婚報道や通訳の方の解雇騒動、はたまたペットの名前まで、さまざまなことが話題になりましたよね。
でも海外から見たオオタニサンってどうなんでしょう?日本みたいにプライベートも騒がれているのでしょうか。
そこで今回は、大谷選手に対する日米の興味関心の違いをデータ可視化してみたいと思います。
ウィキペディア閲覧数からみる国内外の関心度の違い
まずはウィキペディアのページ閲覧数を使って、大谷選手への興味関心の推移を時系列グラフにしました。
青の折れ線が日本語サイト、赤の折れ線が英語サイトの閲覧数です。青が高いほど日本人が、赤が高いほど海外の人(特に英語圏の人)がページを閲覧していると考えられます。
いくつかポイントを見ていきましょう。
WBC決勝では国内外ともに大注目
まず特徴的なのが2023年3月に行われたWBC(ワールドベースボールクラシック)です。決勝では国内外ともに大谷選手に大きく注目が集まったことがわかります。
最終打席の大谷VSトラウトは歴史に残る名勝負でしたよね。今思い出しても胸が熱くなるぜ。
ドジャース移籍は日本人にはピンとこない?
続いて注目したいのが2023年12月に発表されたドジャースへの移籍です。
海外では大きく注目されたものの、国内ではそこまでではなかったようです。
日本人にとってメジャーリーグは馴染みが薄く、遠い異国の話に感じるのかもしれません。
結婚の話は日本人しか興味ない
続いて大谷選手の結婚報道です。2024年2月の発表当時、相手の女性が誰なのかをめぐって報道も加熱してましたよね。
グラフをみると青線が大きく反応しているのに対し、赤線はほぼ反応がありません。
盛り上がってるのは日本だけということがはっきりとわかります。
通訳解雇騒動は国内外ともにそこそこの話題性
そして水原通訳のドジャーズ解雇騒動。こちらは国内外ともにそれなりに注目されたようです。
ランキングにするとこうなります。
こうやって比較すると日本人の方が大谷選手のプライベートに関する関心度が高いということが見えてきます。
では日本のメディアは大谷選手をどのように伝えてきたのでしょうか。
結婚報道を多く扱ったメディアは?
ニュース検索エンジン Ceek.jp Newsを使って、各ニュースがどれだけ日本のWEBメディアに掲載されたのかを調べてみました。
WBC優勝後には2,087件とたくさんの記事がインターネット上に掲載されましたが、ドジャース移籍時には1,375件とそこまで多く記事化されていないことがわかります。それよりも結婚報道や水原通訳の解雇時のほうが報道されているようです。
では実際にどこのメディアがどのくらい記事を書いたのか。WBC優勝と結婚発表を比較して調べた結果がこちらです。
全体的にスポーツ紙が多いですね。
また結婚報道時にはポストセブン(週刊ポスト、女性セブンを中心としたニュースサイト)やモデルプレス(女性向けエンタメ&ライフスタイルニュースサイト)、GQ JAPAN(※)など、WBC優勝時にはいなかったメディアも参戦してきているのがわかります。
※20位のGQ JAPANは大谷選手特集によるもの
実際にモデルプレスがどのような記事を掲載しているのか調べてみました。
見出しから察するに、大谷選手の結婚に対する芸能人のコメントを記事化したものが多いようです。
「需要があるから記事になる」「記事になるから需要が生まれる」のどちらが先かはわかりません。
でもたった4日でこれだけの記事数。やはりメディアにとって大谷選手の結婚報道にはニュースバリューがあるのだと思います。
まとめ
大谷選手が日本でこれだけ騒がれるのは、やはり彼が誰からも愛される国民的スーパースターだからでしょう。
だって全国の小学校にグローブをプレゼントするなんてスケールが大きすぎますよね。
ちなみに先日妻が「授業参観のついでに大谷グローブさわってきちゃった❤️」なんてときめいて帰ってきたのでつい「憧れるのはやめましょう」と言い返しそうになりました。
危うく家族から移籍させられるところだった…。
そんな我が家にまで影響を与えるスーパースター大谷翔平選手、これからも注目していきたいと思います。
Xでもオープンデータを使った興味関心事の分析・可視化をしています。
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