インドネシア社会起業家のリアルに触れ、自身の経験を社会に活かすプロジェクト【2分動画あり】
今年5月にスタートした、「自分の経験と好奇心を、社会への価値に変える」オンラインプログラム EMERGE。
EMERGEは、コーチング・メンタリング・キャリア開発といった内省と、ケーススタディ・グループワークなどの行動を繰り返す全6回、3ヵ月のプログラムです。
7/4 第4回目の全体セッションは、インドネシアの社会的企業 Krakakoa(カカオ農家の能力向上支援からチョコレートの製造、販売までを一貫して携わる / farm to bar)よりCEOのサブリナ氏をお招きし、日本人購入者向けのマーケティングプランをプレゼンテーションしました。
昨年、社会起業家と3ヶ月間協働をしてきた新興国ソーシャルベンチャー共創プログラム(Co-Pro)参加メンバーの成果は下記記事で紹介しています。
今回は、彼らの情報を引き継ぎ、CEOサブリナ氏とは初対面の場でプレゼンを行いました。
【必見】当日のダイジェストムービー
当日の様子を2分のダイジェストにまとめました!
こちらを見ていただくと一番雰囲気が伝わると思います。後半、サブリナ氏の社会起業家としてのやりがいや苦悩、そして、何に幸せを感じているのか等、貴重なお話を直接聴くことができました。
わずか3週間の準備期間で期待の上をいく提案!
プレゼンの課題が発表されたのは3週間前。バックグラウンドの違う5人のEMERGEメンバーが2チームに別れ、テーマに向けて準備にとりかかりました。
限られた情報、かつ3週間という短い時間の中で、ひとつのチームは仕事の合間を縫って4回以上のミーティングを実施。
もうひとつのチームは全員で集まったミーティングはできなかったものの、膨大なチャットのやり取り通して、オリジナリティの高い提案を作成しきっていました。
サブリナ氏への発表前、EMEREGEリードファシリテーターの深町が個々のチームに対してプレゼン内容の磨き込みを実施。今までのプログラムで見えてきたメンバーの特性を活かした内容になっているか、また経営者目線でのフィードバックの時間を持つことで、短いプレゼンテーション時間内で最大限の価値をサブリナ氏に持って帰ってもらえるようブラッシュアップされました。
どちらのチームも振り返りでの話を聴くと、
それぞれのメンバーが主体的に進めたことをもとに、補い合う形でお互いに手を加え、独自の視点での提案に仕上がったとのこと。
ケーススタディだからと手を抜くことや、自己満足で終わることなく、今回、時間を割いてくれているサブリナ氏に「私たちが最大限貢献ができる形は何か」を考え抜いて発表をする姿勢に感銘を受けました。
プレゼンテーション後も事業に活かせるヒントはないかと全員で質問やディスカッションをする中で、サブリナ氏は「貴重な意見をもらえた!深く考え提案してくれて嬉しい。試せることはどんどんやってブラッシュアップしていきたい」と、とても喜んでいました!
また、「さらに”誰がいつ何やる”といった実行案にも、もう一歩踏み込んでもらうとより良かった」という率直なフィードバックも頂きました。
社会起業家のリアルに触れる
当日セッションの最後にサブリナ氏の事業への想い、どんなことにやりがいを感じているかなど、インドネシアの未来を背負う社会起業家の胸のうちを直接聴くことができました。
EMERGEメンバーは、ケーススタディを通じて自身がクライアントワークの際に大事にしていることや、チームプロジェクトで自然と担う役割など、それぞれ自身の仕事感・価値観に通じる気づきを得ていました。
それにしても、それぞれ仕事や家庭と両立しながら短期間でクライアントのことを最大限考えた提案を仕上げてきたメンバーにとても感動する時間でした!
EMERGEプログラムも残りわずか。
最後までメンバーと駆け抜けていきたいと思います。
文:GEMSTONE 柳瀬幸恵
「自分の経験と好奇心を、社会への価値に変える」
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