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ゲルと生命の謎 深堀編② ~生命誕生の奇跡~

太陽から程よい距離にあり、水と光と有機物が存在した。
地球が今の位置から少しずれているだけで、生命は生まれなかった可能性があります。
そもそも、地球のもとになった石に含まれる元素が違っていたら、水が無かったら、生命は誕生しなかったかもしれません。
あるいは、私たちには想像もつかない特殊な生物が生まれていたかもしれません。

あるとき、海から陸上に上がった生物が登場し、巨大化していった。
そして、陸上を支配していた恐竜たちは、ある時、忽然と姿を消します。
隕石の衝突による大きな気候変動だとされていますが、こういう災害が起きなければ、人類は誕生していなかったか、誕生してもすぐに絶滅していたかもしれません。

そして、人類は進化し、世界中に活動範囲を広げ、文明を築きました。
その歴史の中で、何か一つが違えば、私たちは生まれて来なかったんですね。
両親が、祖父母が、曾祖父母が出会っていなければ…
出会っていても、子供を作らなかったかもしれません。
あるいは、子供を作る前に亡くなっていたかもしれません。
宇宙の誕生から今日までのことを想像すると、今日、自分が生きていることは奇跡としか思えません。

かなり大雑把にお話ししましたが、ここからはもっと詳しく見ていきます。

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