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ゲルを見て思う、まぁ良いじゃない、という考え方

少し時間におくれそう。
思っていたものと違っていた。
仕事が思い通りに進まない…
物を落として壊してしまった…

でも、まぁ良いじゃないですか。
それで死ぬわけじゃないんですし。

どんな事でも完璧に、自分の思い通りになることはないので。
そして、寛容に生きていれば、幸せを感じることも多くなるんじゃないでしょうか。

20年近くハイドロゲルの研究をしていますが、
ゲルを扱っていると、そんな事をたまに思います。
ハイドロゲルは曖昧な材料です。
精密に制御し、思い通りの構造と機能のものを作るのは困難です。
柔らかいゲルは特にそうです。
正確に強度などを測定するのも難しい、そんな材料です。

柔らかくて透明で、ウェットなゲルを触っていると、なんだか不思議な気分になることもあります。

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