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ゲルロボット実現に向け、色々な事を考えています。 どんなふうにしたら良いのか、形や動き、作製方法を考えながら実験しています。
ゲルロボットに使える温度応答性ゲルの作製には成功しました。 そのゲルを使い、先月から色々とチャレンジしています。 今回は、ゲルロボットのタイプ3をご紹介します。 タイプ1,2はこのnote内で以前ご紹介したものです。はっきり言って、微妙でしたw 1,2とは比較にならないほどよく動きます。
自分が進化しているか、やっていることが前に進んでいるか、過去と比較するとよく分かります。 自分の研究の場合、過去の学会発表資料とその生データを現在と比較します。 停滞していると思っていても、少しずつ前に進んでいることもあります。 もちろん、一番大切なのは現在地の確認です。目標・目的から見てどうなのか? 今のやり方で良いのか定期的に検証する必要があります。
20年以上続けている、温めると収縮するゲルの研究(温度応答性ゲル)。遂に目的の地点にたどり着きました。 そして、これは通過点でもあります。 さらにその先を目指します。 このゲルでやりたい事、検討すべきことがまだ沢山あります。
研究をやるなら、成果を出したいですよね。 それが自分の理想通りなら最高です。 理想通りでなくても、画期的な成果が出れば大きな達成感を得られます。 未知の事に挑戦しているので、実験する毎に発見があります。 ただ、殆ど変化が無い状況が続いた場合、見直しも必要になります。
近い将来、ゲルはこうやって作るようになるかもしれない、そんな事を最近感じました。
当たり前ですけど、何もやらなければ何も得られません。 考えるのも大切ですが、実行に移さないと何も分かりません。
バイオミメティクスとは、生物模倣 or 生物模倣技術のことです。 その名の通り、生物の様々な特徴を研究し、科学技術で同じ機能を実現するものです。 バイオミメティクスの研究はとても面白く、自然界への興味も深まります。 例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチが鳥が飛ぶメカニズムを研究した例が挙げられます。 他には、蚊を模倣した痛みのない注射針などがあります(これは早く実用化してほしいですね…)。 そして、植物の機能を模倣したものもあります。
ゲルの重量はゲルが含んでいる液体に大きく左右されます。 というのも、多くのゲルはその7割以上が液体だからです。 水を含むハイドロゲルの重さは、ほぼ水の重さと言っても過言ではありません。
研究が進まないと、何が原因なのかを考えます。 単に考えても駄目で、今回の方法と結果を過去のものと比べ、異なる部分を見つけたり、目標とそこに到達するための手法を再確認したりします。
今や広く浸透したフッ素樹脂やフッ素樹脂加工。 特にフライパンへのコーティングはよく知られていますよね。 テフロンコーティングとも言いますが、テフロンは開発したデュポン社(現在はケマーズ社)の登録商標です。 厳密に言うと、テフロンはフッ素樹脂の一種であるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)のことです。デュポン社の打ち出したテフロンコーティング(あるいはテフロン加工)が広く浸透し、フッ素樹脂=テフロンの認識になりました。 フッ素樹脂加工を施したフライパンは表面の滑りがとても良く
前回、ゲルの網目構造について詳しくお話ししました。 最近、自分の研究しているゲルの構造について改めて考えていたたことがきっかけです。 研究中のゲルの構造について、色々な想像を巡らせていました。
学会で議論し、様々な研究発表を見るのは大事なことだなと、改めて感じました。 そして、学会で議論や情報交換するのは本当に楽しいです。
何事も、やったことの結果がすぐに分かるとは限りませんよね。 すぐに分かるに越したことはないと思いますが… 科学だと、詳細な分析・解析をしないと分からない事も多いです。 更に、その分析・解析結果を多くの人で検証・議論しないと分からないケースもあります。 もしかすると、科学研究の成果はパッと見で分かることの方が少ないかもしれませんね。