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このnoteを長く読んで頂いている方はご存じと思いますが、私はゲルを使ったロボットの研究開発をやっています。 ロボット用のゲルはある程度目途が付きました。 これからはゲルロボット実現に向け、以前より応用に力を入れます。 そこで、ロボットについて改めて調べ、考えてみました。 ロボットとは ロボットは、プログラム可能な機械であり、自律的または半自律的に特定のタスクを実行するように設計されています。ロボットは多くの場合、センサー、アクチュエーター、プロセッサーなどを組み合わせて
加硫(かりゅう)とは、ゴムなどのポリマー(高分子)に硫黄を加えることで、分子の鎖同士を架橋させる処理のことです。 この処理によって、ゴムなどの高分子材料の物性や特性を改善し、強度や耐熱性、耐摩耗性が向上します。 *加硫の結果、硫黄結合による網目構造が形成されます。 加硫は一般的にゴム製品の製造に使用されますが、他のポリマー(高分子)材料にも応用されることがあります。加硫のプロセスは、硫黄の他にも加硫促進剤や加硫剤と呼ばれる補助剤が使用され、熱や圧力をかけることで化学反応を促
活性化エネルギーとは 活性化エネルギーは、化学反応を進めるために必要な最小限のエネルギーです。 このエネルギーがないと、反応物(出発物質)が生成物(反応の結果としてできる物質)に変わることができません。 活性化エネルギーは「エネルギーの壁」や「障害物」のようなものと考えると分かりやすいです。この壁を越えるために、反応物は一定のエネルギーを持っている必要があります。 以下の図のように、活性化エネルギーを超えないと反応は進みません。活性化エネルギーを超えなければ、初期状態の
今回は学会で得た情報を中心にお話しします。 リチウムイオン電池によって、様々なものがワイヤレス化され、モバイル機器は生活の一部になりました。 そして、新たな電池の研究開発も進んでいます。 電池が様々な環境で使えるようになり、しかも大容量になれば、電池の応用範囲は広まり、社会も大きく変化すると考えられます。
「再生医療」と聞くと、何を思い浮かべますか? おそらく、iPS細胞のような幹細胞を使った医療をイメージする方が多いのではないでしょうか? でも、再生医療には様々な分野があり、身近なものも多いです。 再生医療は、生体の修復・再生能力を利用することで、病気や怪我による損傷を回復させる医療分野です。この分野は、細胞生物学、分子生物学、材料科学、工学など多岐にわたる専門知識を駆使して研究されています。今回は、再生医療の主要な分野と具体的な応用例を取り上げ、解説します。