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Gelate 研究ノート

趣味のゲル研究や化学のニュース・興味深い研究について、一歩踏み込んだ内容の記事をお届けします。基本は以下の3本です。 〇化学に関するニュース解説 〇連載:科学と歴史(不定期) 〇…
月に3本以上(最低3本)、化学と個人研究に関する月額マガジン専用記事を投稿します。 〇化学に関する…
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2023年4月の記事一覧

研究レポート 2023.4 〜使えるものは何でもOK〜

自宅で自費を使って研究をやる場合、使えそうなものは何でも工夫して使います。 企業や大学などの公的研究機関で研究する場合に比べると、使えるものは限られます。 とはいえ、企業や大学で研究をやるときも結構あり合わせの物でなんとかしようとしますよね。笑 ある意味、自宅で自由にやる方が好きな方法で出来るので、やり易いときもあります。

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果物の皮からゲルを作る

ゼラチンや寒天、こんにゃくのように、ゲルを作ることの出来る材料は身近に溢れています。 熱湯に溶かして冷やすだけで出来る粉末が市販されているので、ゼリーやプリンを簡単につくることができますよね。 今回は果物の皮から特殊なゲルを作ったという事例をご紹介します。

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ゲルと生命の謎 深掘編③ 〜深海の謎〜

深海については、これまで何度も取り上げてきました。 今回は、昨年連載した「ゲルと生命の謎」の一環としてお話しします。 なぜ深海に?深海は光の届かない暗黒の世界です。 水圧が高いこともあり、深海で活動する生物は浅い海域ほど多くはありません。 では、深海に生息する生き物は、なぜ深海に進出したのでしょうか?

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同じ深海でも違う?

光が届かない上、高水圧の深海。 深くなればなるほど、生息している生き物は少なくなります。 光が届かないということは、光合成を行う海藻や植物プランクトンも存在しないということです。 食べるものが少なければ、そこに棲む生き物も少なくなります。 では、深海ならどこも似たような環境かと言うと、そうでもないようなんです。

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ゲルを見て思う、まぁ良いじゃない、という考え方

少し時間におくれそう。 思っていたものと違っていた。 仕事が思い通りに進まない… 物を落として壊してしまった… でも、まぁ良いじゃないですか。 それで死ぬわけじゃないんですし。 どんな事でも完璧に、自分の思い通りになることはないので。 そして、寛容に生きていれば、幸せを感じることも多くなるんじゃないでしょうか。 20年近くハイドロゲルの研究をしていますが、 ゲルを扱っていると、そんな事をたまに思います。 ハイドロゲルは曖昧な材料です。 精密に制御し、思い通りの構造と機能

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