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【イタリア大学院】本プログラム開始前のCrash Course期間終了!初めましてと懐かしさが入り混じる

こんにちは!
約半年前に駐在の帯同でイタリアに引越し後、今月から現地の大学の修士課程に通うことになりました。

私が所属するデジタルヒューマニティーズ&デジタルナレッジ(長いので通称であるDHDKと略します)という修士課程では、実際の講義が始まる前に計5回のCrash Courseなる準備セミナー的なものが行われました。

その期間である2週間が終了したのでまとめておこうと思います。

必要な前提知識のインプット、コースのイメージを掴むのに役立ったクラッシュコース

Crash Courseとは、一般的には「短期集中コース」「特訓コース」といった意味があるようです。

私の学科でも、履修するうえで必要な前提条件、基本知識の提供を目的としたコースと題されていました。

結果、必要な前提知識もわかっていない、かつ久しく大学という場所に行っていなかった私にとっては非常にありがたかったです。

計5回の簡単な内容は以下の通りでした。

  1. インターネットとウェブの仕組み

    インターネットの歴史、ネットワークの仕組み、検索をしたときに裏側で何が行われているか

  2. Gitについて

    バージョン管理システムGitの概要、機能、用途の説明、基本的なコマンドと使い方

  3. 研究をするうえで使用する各種ツール

    各種ツール、研究用資料、お役立ちサイト、学習用プラットフォームなどの紹介

  4. DHDKのプロジェクトマネジメント①

  5. DHDKのプロジェクトマネジメント②

    この修士課程では研究課題の進め方と成果物が共同プロジェクト形式であることが多いので、その基本的な進め方と簡単な実践演習

講師はそれぞれ現在PhDの学生や、リサーチアシスタントの方が担当し、まだ現地に到着していない留学生のためにオンラインでのライブ配信も行われました。

この期間を経てみての所感をいくつか。

学習環境に慣れるための良い準備運動期間になった

まさにこのCrash Courseの狙いであろう学問的な部分については、どこまで知識として持っておくべきか、これから先どんなことをやっていくのか、というイメージが持てました。

それ以上に大きかったのは、環境的な面。

校舎や教室の雰囲気、クラスメイトにどんな人がいるのか、在校生や卒業生が取り組んだ内容などを何となく肌で感じることができて、
これから進む「未知」というもやもやが徐々に晴れてきて少し先まで見えるようになったっていう感じです。笑

教室はPCルームみたいな部屋。天井に歴史を感じる。

履修人数は約45名というのは聞いていましたが、このクラッシュコースは任意なので全員は参加していないようでした。

でも何人かのクラスメイトとはお茶したりしてお互いのことを知る機会にもなりました。

第一印象としては

・女性の方がやや多い
・イタリア人と留学生の割合は半々ぐらい
・平均年齢は26~27歳ぐらい(ここは完全に予想、イタリア人は若めで留学生の方が社会人経験が多そうな印象。自分が外れ値ということもわかる。笑)
・ほとんどの人が文系出身
こんな感じ、ここから実際を知るのが楽しみです。

全体のWhatsAppグループがあることとかも初めて知ったり。

みんなが初めましてでそわそわしている感じが、新しい環境あるあるだなーという久しぶりで懐かしい雰囲気もありつつ、年齢のせいかちょっと俯瞰して状況を見ることもできるというのも新たな気づきでした。

純粋に興味が持てる分野であることを改めて実感できた

入学準備段階では、DHDKがそもそもどういう分野か、というのを知ることから始まりました。

で、そこからあくまで文章ベースというか、入学案内や必読文献(出願については別途書こうと思っています)を読んだうえで、面白そうだし今までのキャリアとも少し親和性がありそう、と思っていました。

今回改めてクラッシュコースを受けたりクラスメイトと話したりしている中で、イメージしていた学問やカリキュラムとのギャップがあまりなかったのは安心ポイントでした。

実はもう一つ別の学科にも出願しておりどちらに進むか少し迷っていたので、こっちを選んで正解かも、という実感が持てたのはよかったと思っています。

使うツールとグループプロジェクトの多さに若干の心配も

人文系の研究課題に関して、プログラミング言語やGitを駆使して、複数人共同でプロジェクトを進めていくことが多いというのがこのプログラムの特性だということがわかりました。

アカデミックながらも実社会のいろんな分野に応用できる実践的かつ即戦力的スキルも身に付きそうなのでとても楽しみです。

一方で共同プロジェクトが多いと自己完結して何とかなりそうな感じでもないし、いろんなツールの使い方、つけるべき知識やスキルも多いので、成果を上げたいなら自主的にちゃんとかなり頑張らないといけないなと。(当たり前ですが)

日本で大学生だったときのモラトリアムマインドでは到底ついていけなくなるな、と身が引き締まる思いがしたのでした。

きっとこの後すぐ、壁にぶつかり悶々とすることでしょう。。

なんとか頑張っていきたい所存です!
今回は以上です✨


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