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イタリア駐在帯同から大学院進学にいたるまで

こんにちは⛅
約半年前に駐在の帯同でイタリアに引越し後、今月からボローニャ大学の修士課程に通うことになりました。

今回は、そこに至るまでの経緯を書こうと思います。

イタリアに来る前、渡航後の計画はあまり立てていませんでした。

現地での生活のイメージが具体的についていなかったし、新卒からずっと続いていた会社員生活から解放されて、少しひとやすみしたかったというのもあります。

なので「まずは新しい環境に慣れつつ、イタリア語を習得してみたいなー」くらいのぼんやり具合でした。

そこから今に至る7か月くらいまでの、ざっくりとした自分のフェーズは大きく分けて以下の3つです(ついでに目次化)。

自分の整理のためにもタイムラインに落としてみました。

渡伊から大学院入学までの個人的フェーズとタイムライン

1. まずは生活に慣れ、イタリア語を習得しよう

引っ越してすぐは、当たり前ですが住環境を整える!
必要なものを購入したり、近所の環境やどんな施設やお店があるかを知ったり、いろんなインフラや公共交通機関の勝手を体感したり、、などなど。

そしてまずは語学を習得したいなと思い、語学学校を調べて3月末頃から通うことに。

なんだかんだ1か月半ぐらい毎日通った時点で、せっかくなら資格があったらと思い、イタリア語のCILSという試験を受験をすることにしました。

試験という目標ができ、その前の1か月は結構イタリア語の勉強に集中しました。

週に何回も図書館に通ってそこで初めてイタリア人の友達もできました。

よく通っている、市の図書館

この語学学校や試験もとてもいい経験になったので、別の機会にnoteに書こうと思います。

そして試験を終えたことで一つ達成感を味わい、語学学校も一旦通うのを終了し、次のフェーズに移ります。(結果は3か月後に出ましたが無事合格していました。ヨカッタ)

2. さてこれからどうしようかな

この時点で渡航して約3か月経過、生活にも慣れてきてイタリア語も基礎中の基礎は習得しました。

海外生活あるあるですが、このぐらいのタイミングでちょっとしたモヤモヤ期もやってきます。

具体的には、
・イタリア生活のマイナス面が見えてくる
・先の見えないキャリア、将来についての漠然とした不安
・これまでの生活や友人とのギャップで、何かしないとという焦り

のように、新生活がひと段落ついてから訪れる迷走期というか、時間があるがゆえにあれこれ考えてしまう。
「これが噂に聞いていたアレか。。」と。

この時期は、日本からの荷物が扱いが酷くてボロボロの状態で届いたり、自転車盗まれたり、イタリアが嫌いになりかけました笑

こちらの記事でも、駐妻の約8割が渡航後に何らかのメンタル不調時期を経験したとの調査結果がまとまってますが、そうだよね、、、と納得です。

仕事もいいものがないか、求人を探して応募したりもしました。

ただ、若者失業率が高いコネ社会のイタリアで、特段専門スキルもなくイタリア語を話さない外国人の私が、ビザ的にも可能な条件で仕事を見つけるのは結構ハードルが高いと実感。
(これも聞いていた通りのことを実感したという感じ)

いくつか選考ステップに進んだ企業も、土日夜間シフトがあったり、未経験業界の飛込営業だったり。

これまでの経験が生きるわけでもなく、特段興味の強い分野でもない仕事を、いまイタリアに居てまでする理由ってあるのか?

となかなか気持ちが向かずに辞退することになります。

そんな感じで停滞気味で過ごしていたところ、大学院進学という選択肢に出会いました。

3. 大学院出願を決め、準備に勤しむ

きっかけは、たまたまボローニャ大学院に在籍している方に出会ったこと。

同じ語学学校に通っていた数人とその知り合い同士で、授業外で集まって交流する機会があり、今卒論を書いているという彼女にいろいろ話を聞きました。

そこで知ったのは、ボローニャ大学には英語で行われるがたくさんあることと、授業料がかなりリーズナブルだということ。

イタリアだから当然イタリア語で授業が行われると勝手に想定してたし(そもそも考えてもいなかったので調べていなかったけど)、海外の大学は学費が高いイメージがあったので、そこで初めて「お?」と興味をそそられました。

彼女は30代後半、イタリア人と結婚して子供がいる中で大学に通うために単身でこの街に暮らしていたのですが、駐在に帯同している私の状況を知って「あなたもやってみたら?」と勧めてくれました。

夫はもともと私が帯同中にも何かしら活動をしたほうがいいと考えていたので、このアイディアにはとても乗り気でした。

私自身も、
ヨーロッパ最古の歴史ある大学で学べて、英語で受講できで、学費も他の欧米諸国やイタリア内の他の大学と比較しても低くて、打ち込める何かができて、交友関係も広がる可能性もあるなんて・・(しかも夫の協力も得られそう)!

と、考えれば考えるほど、今の自分にぴったりなんじゃないかとしっくりきました。

もちろん、不安もありました。

自分に大学院に入る力があるのか、入れたとしてもやり遂げる能力なんてあるのか、合わなかったらどうしよう、など。

ですが、調べていくとすぐ、出願期限まではそう時間がないことを知り(既に締め切ってる学科もあり)、迷ってる暇もなく、動き出すしかありませんでした。笑

そこからは、割と怒涛です。

・出願学部を決め、出願スケジュールと必要要件をチェック
・英語能力証明のためにIELTSを受ける
・学部時代の卒業証書、成績証明書取り寄せ
・志望理由書とCVの作成
・書類を提出した後、面接試験の準備。

今思えば、実際に通うことが決まる2か月ちょっと前くらいから一気に準備をにしたので、一般的な海外大学院進学タイムラインからしたらかなりギリギリかつ直前だったような気がします・・
(大学側もそのようなシステムでラッキーでした)

そんなこんなでなんとか出願が間に合い、
そしてなんとか合格でき、
30代にして予想もしていなかった大学院生をすることになりました。

出願学部を決めた経緯や、実際に準備した内容ついても改めて別記事で書けきたいと思います★

今回は以上です!











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